今、何に対して“力”を入れるべきかを理解しているか
コロナ禍は良くも悪くも変化を“強要”してくれます。うちの会社
に限った話ではないと思うのですが、その変化に対応できない、と
いうよりも変化したくないと無意識的に考える社員も少なくないと
思います。
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私も立場上、管理職ですので、部下なるものを抱えております。
会社は、その時々の社会状況に臨機応変に対応できなければ潰れて
しまいます。
会社の前に社員ですから、そこで働く人間が臨機応変に対応しなけ
ればなりません。
今、私は会社で、結局は、どのような状況が起きようと「変わらな
い人間は変わらない」のだと、痛感しております。
変わらない人は、コロナ禍が言い訳となって変わりません。
変わる人は、コロナ禍が言い訳となって変わります。
同じ状況が訪れているにも関わらず、変わる人もいれば変わらない
人もいます。
コロナ禍になって以来、私は毎度ブログで、コロナ禍になってから
の「これから必要なこと」は、殆どが「今までも必要」なことばか
りだと書いてきました。
先日のエントリーで、コロナ禍で一つだけ確かなこととして、「何
も手を打たなければ全てが終わる」と書きました。
実は、これってコロナ禍云々関係ないのです。
あるとすれば、コロナ禍では“とくに”という表現が追加されるく
らい。
ですから、現時点での(もちろん今までも)うちの会社の営業マン
の問題点は、「今、何に対して“力”を入れるべきか」を理解した
行動がない。もっといえば、「何も考えていない」のです。
ハッキリいって呑気なものです。
うちの会社もコロナ禍では、というかその前の昨年10月の消費税増
税後から思うように業績は回復しておりませんでした。
そんな中でも、なんとか会社は存続することが出来ており、しかも、
以前と変わらず待遇の面でも保障されています。
減給、解雇といったこともありません。
うちの会社は、美容メーカーですから、自社商品が美容室に売れて
ナンボの世界です。
美容室に商品を流通させること、販売促進として営業を行うのです
が、その象徴的な形が「講習会」でした。
それが、今年は年内中止なのです。
これで業績が安定するなど考えられず、安定すれば奇跡としかいい
ようがありません。
コロナ禍という、ここ数年で異常な状況に直面しているのですが、
その異常さに気づいて仕事をしている社員がどれだけいるのか。
すべての事に対して当たり前となり、かなりヤバい状況にもかかわ
らず、今までの甘えがそのまま悪い習慣となっていて、つまり、天
からお金が降ってきている状態なのです。
意識的にも無意識的にも、営業マンの発言、行動、姿勢から「この
状況は自分のせいではない」「自分には関係ない」「自分がやらな
くても誰かしら(社長)がやってくれるだろう」というところが見え
隠れしており、頭を抱えています。
何がマズイのかというと、殆どの社員が、あなたの仕事ぶりがどう
のこうのを言われていると勘違いしているというか、あなたそのも
のがどうのこうのではなくて、「今まさに会社の危機ですよ」とい
う状況がまるで呑み込めていないのです。
まあ、所詮は会社と社員はそんなものなのかもしれません。
会社を支えているのは、「ほんの一部の人間」ということを聞きま
すが、その意味がよく分かります。
会社を良くするには、そこに良くしていく人間がいるからこそ、良
くなるのです。
だからこそ、一人で会社を良くしていこうとするよりも二人の方が
良いに決まっています。
うちの社長と話をしていて、「ホントにヤバイ状況」「何とかしな
ければマズイ」「先を見据えて手を打つのは今」「社員の生活もか
かっている」そして、なんといっても「会社を何とかしなければな
らない」という思いが“ヒシヒシ”と痛いほど伝わってきます。
その思いを知っている私が一番頑張らなくてどうするのか。
社長が見せてくれる姿勢を私も営業マンに見せなければなりません。
森田健司さん「なぜ名経営者は石田梅岩に学ぶのか?」
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