そこに人がいる意味


美容室を営業で回っていると自店の売上を自慢するオーナーと出会
ったりします。まあ、売上が良ければ自慢もしたくなるものかもし
れませんが、どうやら数学というか算数があまり得意ではないオー
ナーが少なからずいるのもまた事実でして・・・

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何が言いたいのかといえば、その自慢する売上は「一人当たりかど
うか
」ということです


一口に、売上100万円といっても、その数字を一体どれだけの人数
で達成しているのか?



美容室を一人で経営して年間通して月間の平均売上が100万円なら
ば、それは相当に凄いことです(果たして国内でそういうお店が何
店舗存在するのかしら?)。


大体、美容室で月間売上100万円を自慢するオーナーは、スタッフ
が2人(超絶たまに1人)はいます。

つまり、3人で100万円を達成していることになります。

となると、一人当たりは33万円程度しかありません。


そんな感じの美容業界ですから、(オーナーの搾取に気づくので)
仕事が出来る美容師ならば早くから独立を考える
のです。

10人前後スタッフのいる美容室でも状況は同じです。


少し話は逸れますが、私が目指す美容室は、売上の面だけをいえば、
一人当たりの技術売上100万円です。

一人でお店をやろうが、何人でお店をやろうが、一人当たりの平均
売上が100万円です。


これは決して夢物語ではないと思っていて、しっかりと勉強をして
いけば出来ると信じております(ごく少数ですが、実際に存在する
し)。

そのために美容室向けの店内勉強会を行っています。

一人当たりが100万円の技術売上を毎月達成するには、相当な努力
が必要だと思います。

単にスタッフがいてお客の“数をこなせる”ような感じでは、到底
無理な数字
です。

何故なら一人で100万円は、あらゆる能力が必要となるからです。


3人で100万円を上げているところでオーナー一人になった場合に、
それでも100万円の売上が維持できているならば、それこそがホン
モノの数字でありオーナーの実力です。

しかし、多くは50万円すら維持することもどうかという感じです。

見せかけの数字で満足してはいけません

自分の本当の実力を自分が見極めて努力する必要があるのです。


これは美容室に限った話ではありません。

かくいう私の会社でも同じでして・・・


営業マンで何が悲しいかというと、もちろん数字を出せない、結果
を出せないこともそうですが、仮に会社を辞めても「数字が変わら
ない
」ということ、変わらないどころか実際は、人件費が掛かりま
せんので同じ数字でも中身は違うのです



私が思うに、美容ディーラーの営業マンは意外に戦々恐々としてい
るのではないかと思います


戦々恐々になっているなら問題はないのですが、そうなっていない
営業マンは相当にヤバイと思います。


会社側は、コロナ禍でとくに4月5月は自宅待機や美容室への営業
訪問を控えさせていたはずです。

ネット注文に対応しているディーラーは、直接お客である美容室と
の関わりが極端に減ったでしょう。

美容室に電話をかけて受注するディーラーならば電話だけでもコミ
ュニケーションが取れたはずです。

つまり、営業マンが美容室に訪問せずとも大して取引額が変化しな
いとなると、逆に良くなっているとしたら、会社側はどう考えるで
しょうか?



その営業マンは必要なのでしょうか?


「美容室との取引額と営業マンの働き」の因果関係をハッキリとさ
せることは中々難しいかもしれませんが、営業マンが営業に出向か
ずに数字が変わらないとしたら、それはそれで考えものです。

まあ、多くは美容室の売上は落ちているので、それがコロナの影響
なのか営業マンの影響なのかの判断は一概に出来ませんが、営業に
回っているにも関わらず、数字の変動がないとすると、そこに人が
いる意味があるのかということを営業マンは、本来疑問に思わなけ
ればなりません



営業で回っているからこそ数字が変わらないのか、それとも回って
いなくても数字が変わらないのか?

同じ変化がないにしても、そこに「人がいる意味」が問われるのも
コロナ禍では、より一層明確にしてくれています






三戸政和さん「営業はいらない」




堀江貴文さん「僕たちはもう働かなくていい」





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