核になる仕事


4月に緊急事態宣言が発令され、やむなく休業した美容室も多かっ
たと思います。コロナ禍で今でも厳しい現状が続ていると思います
が、休業サロンや営業していても売上が落ちているサロンにとって、
重くのしかかるのが、家賃や年間契約済の広告費などの固定費です。

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美容室で広告費といえば、私の中ではホットペッパービューティー
しかありません。

4月の時点でホットペッパービューティーは、休業・閉店サロンへ
の掲載費の減額対応、全サロン対象の支払い猶予(1ヶ月)の対策
を打ち出しました。


ホットペッパービューティー以外の所謂集客サイトが、コロナ禍で
どのような手を打ったかは定かではありませんが、どうやら現実は
厳しいようです。


美容サロン集客サイト「@cosme SALON」 10月でサービス終了

以下引用。


10月13日でサービス終了
美容サロン集客サイト「@cosme SALON(アットコスメ サロン)」
は、2020年10月13日をもってサービスを終了する。運営会社のアイ
スタイルが8月13日付で発表した。

(中略)

編集長の目
この予約サイトは、元々は大阪のサイバースターが運営していた
ispot(アイスポット)を、アイスタイルが2012年5月に買収、子会
社化したものです。M&Aキャピタルパートナーズの記事によると、
株式76.52%を2億7444万円で取得しています。

その後、@cosmeのブランド力を活かすため、2017年12月に
@cosmeSALONへとサービス名を変更。

グループ内でのポイント連携、テレビや女性誌が多数取材する「@
cosmeビューティアワード」で露出を図るなどの施策を打ってきま
した。

ホットペッパービューティーが圧倒的な強さを見せる分野において、
グループ力を活かした独自の取り組みを行うサイトでしたが、その
割に利用が進まなかった印象です。特に、美容室経営者の間での認
知度はあまり高くないかと思います。

ひとつのサービスだけが強い状態はパワーパランスが崩れやすいの
で、こうした独自の取り組みを行えるサイトは貴重ですが、母体の
経営不振もあってサービス終了となりました。

残念な気持ちはありますが、Googleマップのようなマージン不要で
利用できるサービス、SNSを利用した集客が増えていることを踏ま
えると、予約サイトの収益化はより難しくなる可能性もあり、早期
の撤退は経営判断としては正しいのかもしれません。

いずれにせよ、オーバーストアと言われる美容サロンにとって、ど
のように集客するかは今後も重要な課題であることだけは間違いあ
りません。


以上引用。


これに対して私は以下のツイートをしました。




集客サイトが集客できなかったのね・・・』


「アウトソーシング」という言葉をご存知でしょうか。

ウィキペディア(Wikipedia)によると、

アウトソーシングあるいは外部委託とは、従来は組織内部で行って
いた、もしくは新規に必要なビジネスプロセスについて、それを独
立した外部組織(子会社や協力会社、業務請負・人材派遣会社など)
に委託して、労働サービスとして購入する契約である。

ということらしいです。

まあ、外注でしょうか?


お店にしても会社にしても「核になる仕事」というものがあります

会社の方向性や戦略を練ったり、人事だったり、研究開発、集客な
どは、それこそ核になる仕事だと思うのです


しかしながら、上記の仕事でさえもアウトソーシングが出来てしま
う時代
です。

私からすると美容室の集客は、核になる仕事ですので集客サイトを
使うにしても“どう使うか”が大切だと思うのです。

ですから、使うもよし使わないもよしです。

但し、集客は、お店の核になる仕事ですから、それを他人に委ねる
などお店の運営を放棄しているに等しいのです



さて、記事にある集客サイトですが、この集客サイト自体がどのよ
うに集客をしていたのでしょうか?


私の知る限りですが、ホットペッパービューティーの場合、営業マ
ンがキッチリと美容室に出向き営業をかけています。

契約した後でもお店の売上を上げるようにフォローしてくれるとい
う話を聞きます。

もちろん、たまたま私が聞いた営業マンは優秀だったのかもしれま
せんが、ホットペッパービューティーの営業マンは、地道な活動即
ち、足で稼ぐ営業をやっているようです。


それこそホットペッパービューティーにしても集客が、核になる仕
事だと理解しているからこそ自分達で集客を行っているのでしょう



紹介記事にもありますが、美容室も今では無料ツールを使って集客
することが可能になりました。

無料ツールを使うとか有料ツールだから良いという問題ではなく、
今やっている仕事が、お店を常に左右する「核になる仕事」かどう
かを考えなければなりません


雑用程度ならば外注した方が、遥かに効率がよかったりもします。


お店にしろ会社にしろお客がいなければ続けられません。

お客の獲得である集客が、核の中の核になる仕事であることは言う
までもありません






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