営業は死なないのかいらないのか?


総務省統計局が5年おきに実施している国勢調査によれば、日本には
2000年まで468万人の「営業職」がいました。ところが2015年の
時点で336万人まで減少。これは、ITによる流通の構造変化により、
事務職に取って代わられたり、ネットやスマホの普及により、「営
業マン」の必要性が低下したことが原因とされています。

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ならば、営業マンの先存在意義はどうなるのか?

私個人の意見を申し上げると、いわゆる出来る営業マンは、ネット、
スマホ時代であるからこそ、存在意義は益々大きくなる
のではない
かと思います。


堀江貴文さん「理不尽に逆らえ。 真の自由を手に入れる生き方」




以下引用。


最近、僕は光通信の会長、重田康光さんと久しぶりにお話をさせて
いただいた。

光通信というと、過去、携帯電話やPHSの販売やADSLの「Yahoo!
BB」の拡販で大成功した営業に強い会社だ。

その後、株価が大暴落して、「過去の人」と見られていたのだが、
ここに来て急速に業績が良くなってきている。

今、光通信は光回線やウォーターサーバー、新電力などを扱ってい
るそうなのだが、面白いのは、不用品を買い取って転売するビジネ
スをやっていることだ。

今、若者はメルカリなどを使って不用品を売るのは当たり前のよう
にやっていると思うが、多くの高齢者はそんなことは知らない。だ
から、高齢者のお宅に電話営業をかけて、家中にあるものを査定す
ると10万円とかで買い取ることができて、すごく喜ばれるそうだ。

こういった、営業やセールスの仕事は、今後はもっと拡大していく
かもしれない


お年寄りはとにかく誰かと話がしたい人が多い気がする。僕の友人
の母親はちょっとした携帯の使い方を聞きに、わざわざ1時間近く
かけてお店へ出かけるという。友人は「なぜそんな非効率なことを
するんだ」って言うのだが、結局お母さんは人と話す理由が欲しい
だけなのだ。でも「ただ話したいから」って言うのはなんか寂しい
から「私は携帯の使い方を教えてほしいだけだ」とそれらしく理由
をつくっているんだと思う。

「会って話す」という行為がしたくて、わざわざ非効率なことをし
に行っているのだ。

今後あらゆることがAI化、自動化、ロボット化されていく社会とな
るが、ここで挙げたような、人間同士のセールスやコミュニケーシ
ョンがロボットなどに代替されることはない
と思う。

人には、話したいという欲求はもちろんあり、究極にいうと他人に
触りたいし触られたいという欲求があるから。だから人と話すこと
で温度を感じたいのだ
。そして人は、その言い訳が欲しいのだと思
う。

みんな恥ずかしくて「話したい」って願望を言わないけど、いろん
なものが自動化されるほどその欲求はこの先ますます顕著になるは
ずだ。

「営業(マン)」が滅びることはないと思う。前述したような「欲
求」を、うまく満たしてくれる優秀な人材だけが生き残る世界
とな
る。


以上引用。



コロナ禍で各業種の営業マンは、非常に仕事がやりづらいのではな
いでしょうか?

人と人との接触を避ける傾向があるので、面と向かっての営業など
今はとにかく敬遠されると思います。


美容ディーラーの営業マンの主な仕事といえば、新商品の案内と売
り込み、そして注文してからの配達といったもの。

商品配達も4月5月は、配送業者に任せていたところが多いはずで、
ならば受注の電話ぐらいはしていたかもですが、それも以前よりネ
ット注文対応のところもあったはずです。

場合によっては、美容ディーラーの営業マンは、殆ど美容室との接
触と接点がなかったかもしれません。


県をまたぐ移動自粛が緩和されてからは、美容室に営業のために訪
問する営業マンも多くなったようです。

4月5月は緊急事態宣言が発令されていたので、なんとも言えない
のですが、営業マンが訪問していない期間と訪問を再開してからの
美容室との取引額がどのように変化するかを会社は、冷静に見てい
ると思います。

営業マンが動こうが動くまいが、数字が変わらなければ、営業マン
の存在意義はありません



美容室の材料注文は、ネット対応に切り替わっていくのは時間の問
題です。

商品の説明、使い方といったものは、直接営業マンに聞かずとも、
ネット上で簡単に確認できてしまいます。


「美容室の在り方が問われる」と当ブログでも頻繁に書かせてもら
っていますが、それは美容の営業マンにも同じことがいえます。


引用した文章からも分かるように、「欲求をいかに満たすか」が、
これからの営業マンのキーワードのようです。

ならば、美容室のオーナーや美容師の「欲求をいかに満たすか」を
日頃より考え続けることが条件であり、生き残る営業マン
だといえ
そうです。


コロナ禍になってから、私が行っている美容室向けの店内勉強会は、
殆ど中止することなく行ってきました。

流石に、緊急事態宣言が発令された期間は、美容室の方から中止を
求める声があると思いきや、殆どがそのまま勉強会を行いました。

今にして思えば、私もそうですが、美容室も不安だったのでしょう。


つまり、不安を取り除くことも営業の仕事の一つだということです





三戸政和さん「営業はいらない」





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