煮え切らない人


煮え切らない人っていませんか?
やらないといけない状況にありながら、まだグズグズ言っている人。
結構多いですよね。一体何を考えているのかって思います。


先日、ある美容室が店舗の契約をどうするかってことで、
今後、どうするかを決めかねていたんですね。
オーナー(現場には居ない)としては、もう止めたいわけです。
何故なら、赤字こそだしていないが、先が見えているからです。

先が見えているというのは、そこで働く人のことです。
多分というか、絶対に今後、やる気にはならないだろうと。

スタッフは全員で4人。個人事業主として、3人は契約している。
もう一人、パートさんという形でいる。

それぞれの、やった分だけが個人の給料として反映される。
店舗を移転したことを切っ掛けに、この形態にしました。

まあ、一つはオーナーの親心とでもいうか、愛の鞭というか。
厳しい状況をあえて造って、一念発起してほしいわけですね。

ところがいいざ蓋を開けてみると、
最初こそ、頑張る感じでしたが、人間はそうは簡単に変わらない。
習慣とは、怖いものです。慣れていくんです。

しかも、給料が下がっても慣れていくんです。

で、あっという間に、5年という月日が経ったわけです。
最初から、店舗とは5年契約だったらしく、どうするかってことになるわけです。
勿論、オーナーは、もう終わりにしたいのです。

ですが、スタッフからもう一年だけなんとかということと、
もう一つは、店舗を貸している側から空きテナントされるのは、ちょっと・・・
ということもあり、じゃあ一年だけってことになったらしく。


そこのオーナーとは約20年来の付き合い、スタッフとも10年以上の付き合いがある。
なんとも寂しい結末だなぁ~と思っておりました。

オーナーは、別事業を進んておりそちらが軌道に乗っていることもあり、
前々から美容室の経営からは手を引きたかった。

そんなオーナーの状況位は、把握しているはずのスタッフなのに、
スタッフからは、「大丈夫、オーナーは自分らを見捨てない」って心から思い込んでいる。

スタッフに今の現状って分かっているよね?って聞くけど、
なんとも、生気のない、情けない”ハイ”しか返ってこない。
この子らは、ほんと大丈夫なのだろうかって感じです。

その3人は、年齢はバラバラですが、31歳(男)、40歳(男)、42歳(女)で、
まだ全然若いわけです。なのにどうしてこんなにも元気がないのだろう。

どのように考えているか聞くけど、なんとも歯切れが悪く、煮え切らない。
声が小さい、覇気が全くない。

この状態を見れば、どんなオーナーだって、頑張れよとは言わない。
「お疲れさん、もういいよ」としか言わないはず。

その最後の親心に気づかないと、この3人のこれからは、辛いものにしかならないでしょう。
でも、残酷な言い方ですが、その感じから変わった人を私は知りません。
多分、一年後も全く変わらないでしょう。

変わって欲しいですがね・・・

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