パーソナライズ≒ここにしかない!?


当ブログでも度々取り上げている、望月智之さんの「2025年、人は
「買い物」をしなくなる」によると、消費者の消費傾向について、
「消費者は自分にぴったり合う商品を探し求めている」といいます。
しかし現状では、店側から与えられた選択肢の中から、消費者は仕
方なく商品を選んでいる状態です。

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個の時代」という世の中で消費者の側では、「自分だけのものが
欲しい」というニーズが高まっています


文脈とは全然関係ありませんが、西野亮廣さんによれば「個の時代」
から「集落の時代」へシフトしているといいます。


まあ、それはそれとして話を戻します。


取り敢えずは、「個の時代」ですから各業界のメーカーの間では、
商品の“パーソナライズ”という動きが出始めています



ちなみに“パーソナライズ”については、以前のエントリー「
容・化粧品業界のパーソナライズ化
」で取り上げています。

日本でも“パーソナライズ”の動きは当然出てきておりますが、と
りわけ「Amazonに勝つにはどうすればいいか」という大きなテーマ
を掲げるアメリカのメーカーの間では、その動きが顕著であるとい
います



例えば、ナイキ、リーバイス、ロレアルといった世界中に名の知れ
た企業、がです。


日本でも、スーツ、シャンプー、下着、靴、サプリメント等で、パ
ーソナライズするサービスを提供するベンチャー企業が生まれてい
ます。


例えば、ヘアケアブランド「BOTANIST(ボタニスト) 」では、パー
ソナライズシャンプーを謳っています。


シャンプーひとつとっても個人に合わせて提供する時代です。


昨日のエントリーでも書きましたが、モノ・サービスの売り方は、
時代とともに変化しています。





川上徹也さんの「物を売るバカ2」では、「エモ売り7」を実践す
ること提案しています。


「エモ売り7」(感情を揺さぶる7つの売り方)

①「体験(Experience)」を売る
②「心動く(Moved)」を売る
③「世界観(Outlook on the world)」を売る
④「共創・協創(Together)」を売る
⑤「インスタ映え(Instagenic)」を売る
⑥「ここにしかない(Only one)」を売る
⑦「懐かしい(Nostalgia)」を売る



パーソナライズとは、『⑥「ここにしかない(Only one)」を売る』に
相当するのかなと個人的には考えていました。


従来の日本では、大量生産・大量消費という流れがあり、そこには
右肩上がりの人口増加が支えでありました。

2008年をピークに人口は、戦後初めて減少に転じました。

ならば、売り方も今までが通用しなくなるのは至極当然の流れであ
り、今までの「高品質・低料金」が益々通用しなくなります



私は美容室専売品を取り扱う美容メーカーの営業マンですが、この
流れの影響を上手く汲み取っていかなければ時代に取り残されるだ
けです。

つまり、商品を商品のままで売っているのでは、大手美容ディーラ
ー(もちろんメーカーにも)に敵うはずもありません。

ただ商品を売っているだけの営業マンは、今までもそうでしたが、
今後益々生き残れなくなるのは、コロナ禍が一層明らかにしてくれ
ました。


ならば、パーソナライズの動きがあるように、うちの会社で扱う商
品を各美容室に合わせてどのように使っていけば最も効果的かを提
案できなければ、私の存在は会社にとって必要とはなくなるのも時
間の問題です



時代の流れといってしまえばそれまでですが、営業に限らず「今あ
る仕事の殆どで求められる、仕事の内容やスキルが変わっていく

という極々自然の流れが起こっているだけなのです


ならば、いつも書いているように「変化には変化で対応する」しか
ありません。

とはいえ、従来のやり方に固執する営業マンにとっては、ツライ時
代が訪れています。

私も例外ではなく・・・





山本康正さん「次のテクノロジーで世界はどう変わるのか」





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