外圧で強制的に変化を迫られないために


モノを売る人間は、商品がどんな人が、どんな生活シーンで使うこ
とでより輝くのか、より需要を掘り起こせるのかということを常に
想像して考えることが第一である。(髙田明さん「伝えることから
始めよう」より)

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前日と前々日のエントリーで、川上徹也さんの「物を売るバカ2」
より、「エモ売り7」を紹介しました。


「エモ売り7」(感情を揺さぶる7つの売り方)

①「体験(Experience)」を売る
②「心動く(Moved)」を売る
③「世界観(Outlook on the world)」を売る
④「共創・協創(Together)」を売る
⑤「インスタ映え(Instagenic)」を売る
⑥「ここにしかない(Only one)」を売る
⑦「懐かしい(Nostalgia)」を売る






上記のような売り方ではなく、これとは別に商品販売や開発の戦略
として語られているものがあります。


プロダクトアウトとマーケットインです。


プロダクトアウトとは、作りてが作りたいもの、作ることができる
ものを優先して製品やサービスを生み出す発想法


マーケットインとは、顧客の意見やニーズを取り入れる形で製品や
サービスを生み出す発想法



しかしながら、三戸政和さんの「営業はいらない」では、これから
の時代に必要となる戦略は、プロダクトアウトかマーケットインの
どちらかという二元論ではなく、この二つの発想法をつなぐ思考法
が必要
だといいます。






その思考法とは、「エクスペリエンス優先型の発想法」です

エクスペリエンス、すなわちユーザーが得られる「体験」や「感動」
を想像しながら製品やサービスの開発に当たるものです



三戸政和さんの「営業はいらない」では、上記思考法の具体例とし
てスターバックスを取り上げて丁寧に説明してくれています。


これからの店舗ビジネスは、「わざわざ行く価値がある」ことが不
可欠であり、そのために外せないものが「体験」や「感動
なんだ
と、コロナ禍も相まって私自身、日ごとにその思いは強くなってい
ます。


コロナ禍といわれて早いもので半年以上が経過しました。


キッカケとなるには良くも悪くもこれ以上のものはないと思えるコ
ロナ禍ですが、今までに染み付いた習慣はそう簡単には変えること
は出来ません



美容業界の常識・習慣とは、技術の角度でしか経営を考えることが
出来ないというもの
です。


つまり、「経営イコール技術」です。


だからこそ美容室のコロナ対応そのものが、本質的なものではなく、
いつも形だけになっているのは、美容業界の常識・習慣が邪魔して
いるのが原因なのです。


今までも問題視されていたような接客云々の問題ではなく、お店自
体の在り方が問われていることに気づいて動いている人が、一体ど
れくらいるのでしょうか?

私自身も美容室向けの勉強会を通して、その事を伝えているのです
が、実際にどれくら伝わっているのかは、まあ、一年後に分かるこ
とかと思います。


コロナによる疫病の恐怖もそうですが、経済危機、そして日本では、
避けようとも避けられない自然災害と、問題は山積みです。

以上のように外圧によって強制的に変化を迫られるのか、それとも
自分の頭で考え行動に移していくのかでは、そこには埋めることの
出来ない差ではなく深い溝があります



行動あるのみは間違いありませんが、自分の頭で考えて行動あるの
みです。



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