覚悟と固執は紙一重!?


一口に営業といっても仕事内容は様々です。私の場合は、美容室相
手にモノとサービスを販売しています。そして、それを相手に売っ
てからが、本当の意味での営業が始まるといっても過言ではありま
せん。

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ただモノやサービスを売ればいいだけの営業があるかどうかは定か
ではありませんが、殆どの営業は、売ってからスタートするはずで
す。

他の営業の事は一切知りませんので、自分の営業の話しかできませ
んが、美容室にうちの商品とサービスを納品して、そして使っても
らって、また注文をもらう。


リピートが来なければ、新規開拓も行わなければなりません。


ここまで書いておきながら、ある言葉を忘れておりました。

私の場合は、ルートセールスです。


ですから、初めからある程度のお客が会社に存在しているので、既
存客に営業をかけるわけです。

まあ、お客が溢れかえるほどにいればいいのですが、実際にはそん
なことはありません。

もちろん担当美容室は渡されますが、それだけで目標売上が達成で
きるほど甘くはありません。

それどころか昨年10月の消費増税とコロナ禍ですから、お客である
美容室の体力がかなり弱ってきています



そして、忘れてならないのがお客だって年を取るということと、い
つ病気になるか分かりません。


人間に「老・病・死」は、常につきまといます

それと上手に付き合っていかなければなりません。


コロナ禍になってか「まさかこの人が・・・」という方が、脳出血
で倒れました。

幸い命の心配はないということでしたが、今後仕事復帰は茨の道と
なることでしょう。

ただ本人もリハビリには前向きで、私に「必ず復活します」と宣言
してくれたのがせめてもの救いでした。


コロナ禍でお店が廃業・倒産に追い込まれる方もいれば、上記のよ
うに突然の病に襲われることもあり得るのです。


内容というか内情は、人それぞれですが、会社の「新陳代謝」と割
り切ろうと思っています。

しかし、新陳代謝とは、古いものと新しいものが入れ替わることで
すから、廃業・倒産・病だけなら古いものが抜け落ちるだけです。

新しいものをいれていかなければ、本当の意味での新陳代謝には、
なりません


コロナ禍を切っ掛けにお客の有難さを痛感したわけですが、そこに
固執することはチョットカッコ悪いような気がしています



「一切を捨てれば一切を得られる」とはよくいったもので、既存客
を大切にすることを突き詰めた先にそれが固執になることだけは、
避けなければなりません


突き詰めた先は、覚悟ではないかと思うのです


つまり、また一からお客を増やしていくという覚悟です。


固執するとお客に依存することになります。

覚悟を持つとお客に攻めの姿勢で臨めます


覚悟は責任の裏返しですから、「このお客がいなくなっても自分が
また一からお客を捕まえてくる」(表現は悪いですが)という覚悟
と責任がなければ意味がありません。


固執すればゴマスリ営業となり、固執しているからこそ云うべきこ
とも言えなかったり、気づかなかったりします


覚悟と責任を持てば、相手の利益にも敏感になり、逆にお客である
ことを利用して威張り出す相手にもキチンと対応できるようになり
ます




昨年10月の消費増税、コロナ禍、そして個人的な事ですが、会社の
中身が変わることが同時に起こり、私にとっては、非常事態となり
ました。

いつも書いているように、「非常時こそ人間性が顕れる」のです。

ここでの人間性とは、「この人こういう人だったのか!?」といっ
た類のものではなくて、「非常時こそ自分だけの利益しか考えない」
行動や発言をするという意味
です。


今回は、会社側の人間もお客側でも如実にそれが顕れました。

明暗がクッキリと分かれました。


ヤルベキ事も一段と明確になり、今はスッキリしています。

頑張ります。





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