コロナ禍の気づきにどれだけの価値があるのか?


私自身が、美容室で勉強会なんてものをやっているせいなのかどう
かは分かりませんが、頻繁に相談というか質問というか、聞かれる
ことがあります。それは、「モチベーションを上げるにはどうすれ
ばいいか?」です。

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結論から申し上げますと、「分からない」です。

身も蓋もないことを書いてしまいましたが、この手の質問をしてく
る方々は、テンションとモチベーションを混合しているのではない
かと思うのです。

上記に関しては、以前のエントリー「方法論よりもモチベーション
維持の工夫
」を参照してみてください。


このモチベーションについて本日は、少しばかり違う角度で私なり
に考察してみようと思います。


さて、コロナ禍で既存客の有難さを痛感している個人経営美容室は、
多いと思います。

そこで、お客との在り方を見つめ直すとか接客を改めるといった、
今まで“そこ”に気づかずによくもまあやってこれたことを頑張っ
ているようです



「コロナ禍の気づきを活かす」という事を言う方がいますが、これ
本気で言っているのかな、とそれこそ本気で思ってしまいます。

コロナ禍での気づきなどその多くは、今までもずっと指摘されてき
たことばかり
です。

そこを敢えてコロナになってからというのもおかしな話だなと思う
のです。

いつも書いていますが、コロナが襲ってこなくても、テクノロジー
の進歩により、今ある当たり前の仕事が無くなり、今は無くとも新
しい仕事も誕生する
わけです



つまり、テクノロジーの進歩によって多くの仕事と呼ばれるものが、
人間がする必要がなくなるのです。

ただ、人と人とのコミュニケーションそのものが価値であるような
仕事は残る
のです。


その一つに、当然美容室は存在すると思います。


ですから、「お客との在り方を見つめ直すとか接客を改める」とい
った事に力を注がずしてどこに力を注ぐのでしょうか?


私から言わせてもらうと、当然すぎる世の中の流れであって、美容
室はコロナ云々に関係なく取り組むべき内容です。


そこに「コロナになってから気づきました」といっているようでは、
“遅い”という話です。


冒頭の「モチベーションを上げるにはどうすればいいか?」から話
が逸れてしまっているのですが、例えばですが、コロナ禍の気づき
云々があるにせよ百歩譲って「接客」に取り組むことをある美容室
が課題としたとします。


さて、このある美容室は、いつまでコロナ禍での気づきである「接
客」を課題として取り組むことができるでしょうか?


コロナが指定感染症のランクが落とされて、世の中に何となく収束
感が出てきて、何となく美容室に客足が戻ってきたとして、それで
も「接客」を課題として取り組んでいるでしょうか?


間違いなく取り組んでいないと思います。


「接客」に取り組むことをモチベーションでどうこうしようとする
と必ずこうなると思います。


モチベーションとは、自分自身に対する動機付けでしかありません
から、動機付ける理由が弱ければ長続きするはずもありません



つまり、「接客」に取り組むことにしても、それにヤルベキ意味・
意義・重要性を理解しながら掴んでいくことが極めて重要
なのです



何故、「接客」に取り組まなければならないのか、という自分に対
する動機付けとなる根拠が乏しければ長続きしないのです。


ですから、私の場合は、「テクノロジーの進歩」という動機付けと
なる根拠が、もっといえば、ヤルベキ意味・意義・重要性を理解す
ることができるのです。

まあ、これを一言で言ってしまえば、「価値観」なのです


外圧的なコロナ禍の気づきなど、所詮自分の中から出たものではな
いので、そこに価値観など持てるはずもないと思うのは私だけでし
ょうか?





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