ニーズがあるとニーズを掴むは別の話


男女問わず理美容室に行ったことのない人の方が少ないと思うので
すが、その際に自身の毛髪、頭皮に関して理美容師に質問・相談を
したことがあるでしょうか。そして、どのような対応だったでしょ
うか?

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有力な薄毛の悩み解消メニュー

以下引用。


「ホットペッパービューティーアカデミー」(リクルートライフス
タイル)は、20~69歳の男女を対象に「薄毛に関する意識調査2020」
の結果を2020年9月10日発表した。

「自分が薄毛である」と認識している人は、男性26.7%、女性
7.8%と男性が3倍以上多く、しかも男性は「薄毛対策にかけても
いい」金額より、「実際にかけている」金額がどの年代でも少ない。
理美容店で「薄毛相談したいと思う」人は少なくないことから、理
美容店でのカウンセリング、育毛サービス、ヘッドスパなどは有力
メニューになりそうだ。

(中略)

岡本華奈子「ホットペッパービューティーアカデミー」研究員のコ
メント
「薄毛である」と回答した割合は男性の方が高いのに対し、薄毛で
あることを気にする割合は女性が高い傾向がみられました。また、
「年齢にかかわらず対策を続ける」と回答した女性は約7割となっ
ており、男性の約4割に対し大きな差がみられること、薄毛に関し
て薄毛対策にかけてもよい金額にも、20代女性では予算(かけても
よいと思っている金額)に対し、実際にかけている金額はオーバー
していることから、若者を中心に女性の方が髪に関する関心が高い
ことがうかがえます。

美容室・理容室への相談意向は、年々高まりを見せていますが、特
に男性20代で顕著に。以前は美容室に抵抗がある、という男性の声
も聞かれましたが、近年は身近な存在になってきているのかもしれ
ません。

薄毛に関する意識調査2020 の詳細
https://hba.beauty.hotpepper.jp/search/trade/hair/22629/

(後略)


以上引用。


これに対して私は以下のツイートをしました。




しかも、この絶大なニーズを取りこぼしているという事実



今回紹介したこの手の記事は、過去に何度となく理美容業界では言
われてきたことでした。

冒頭に「毛髪や頭皮に関する質問・相談をしたことがあるか?」と
書きましたが、実際にされた方の多くは、美容師から育毛剤やホー
ムケア商品を勧められたことでしょう。


程度にもよりますが、薄毛ならば理美容室に足を運ぶのですが、
形脱毛症に悩む方は、殆ど理美容室に来店しません


実際には、円形脱毛症で悩まれる方は、相当数いるのではないかと
思います(あくまでも想像ですが)。

美容室で「円形脱毛症の方はいらっしゃいますか?」と質問すると、
多くは、「ゼロ」もしくは「一人二人」の世界です。


円形脱毛症の話題を美容室でやると、「円形は放置しておけばその
うち治るから」「ワタシも円形だったから分る」みたいなことを言
う人が多くて呆れてしまいます



薄毛、ハゲ、脱毛症といったものは、所謂コンプレックスですから、
他人が「気にすることはない」ということが全く通用しません。

コンプレックスを抱く方の本質は、どうしようもないことなど本人
が百も承知です。


ただただ、その悩みを聞いてもらいたいのです


コンプレックスですから裏返せば絶大なニーズがあります。

その絶大なニーズを掴んでいるのは、かつらメーカーを代表とする
各種専門店です。

ましてや薄毛の対応を病院で行い飲み薬で治療する時代です。


理美容室に出る幕はもはやありません


とはいえ、理美容室で薄毛の対応をやる必要がないということでは
ありません。

ただやるにしてもニーズを掴むという本質が抜け落ち、ただ技術と
商品でどうかしようとするだけでは、永遠にお客の心を掴むことは
できないでしょう



薄毛、脱毛症に悩む人間の気持ちを、どこまで汲み取ることができ
るかどうか
が勝負の分かれ道ではないでしょうか?






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