美容室の二極化の本質的な意味とは


これからの時代は、コロナに代表されるように、ホント先が分から
ない。変化が激しく、ルールもコロコロ変わります。ですから“あ
りきたり”の美容室(もちろん美容師も)では通用しなくなってし
まっています。今まで以上に、「美容室を“どういう形”で打ち出
していくか」を激しく問われる時代に突入しています。


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美容室の在り方と同じように、美容師の在り方も時代から問われて
います


美容師に限らず働く人の在り方については、先日のエントリー「
値ある店舗には価値ある人材
」で取り上げたばかりでしたので、よ
かったら読んでみて下さい。


私が取り上げるくらいですから、きっと他にも同じような事を言っ
ている人がいるだろうと思ってはいましたが・・・

以下をどうぞ。

今、美容師の世界で何が起きているのか。コロナ禍で考える美容師
の「はたらく」とは。


以下引用。


新型コロナウイルスの影響による休業要請から美容室や理容室が除
外されたことが話題になったことで、特に美容室や理容室が生活の
中に当たり前に溶け込んでいる「必要」な仕事だということに気付
いた人は多い。また少し前には都立高校の校則に関して教育長がお
こなった「髪型をツーブロックにすると事件や事故に遭う」という
謎の答弁が波紋を呼び、SNSはいわゆるバズった状態となり、ここ
でも美容師が注目された。

今回はそんな美容師の世界はWith|Afterコロナで“はたらく”がどう
変わっていくのか?について注目してみたい。

(中略)

経営も個人の価値も変わる時代だからこそ

美容師の世界はSNSの台頭もあって「憧れ」から「選ばれる」こと
が価値になっているようだ。つまり美容師「個人」が選ばれる時代
になっているということだ。これはコロナ禍のビジネスや就職活動
でも同じ現象が起きている。

With|Afterコロナは、これまで日本にあった年功序列や終身雇用とい
う安定的な世の中ではなくなる。どんな組織でもよりVUCA時代の
生き方に強烈にシフトする。そしてそこで働く、生きる人は「どん
な価値がある人なのか」がすべてになるだろう。

自分がやりたい仕事を選択する前に、会社や世の中から求められる
「価値」を備えることがこれから社会人として生き抜く、キャリア
を生き続けるために必要になる。その為の努力や学びが必要になる
ことも間違いない。

これからキャリアや就活を考える学生は、まずは身近な業界、職業
からそのリアルや裏側にある価値観などを探ってみることをお勧め
したい。

自己分析就活のように過去の自分で未来を描くアプローチではなく、
まずは社会・ビジネスのリアルな知識・情報を集めること。それが
蓄積されると自然と視野や価値観が広がり、現実的な視点で未来を
描けるようになるでしょう。

はたらくを楽しもう。


以上引用。

これに対して私は以下のツイートをしました。




一般美容室と低料金大型チェーン店という二極化でしたが、これ
 からは(既に)、便利な美容室と意味のある美容室の二極化にな
 るのでしょうね
。』



美容室の場合も美容業界の過去から続く未来という考え方ではなく、
現実に起こっている事態(世の中の流れ)に対しての情報、知識、
考え方、といったものを常にアップデートするという考え方が必要
不可欠なものとなる
はずです。

美容師が美容室の事だけを考えればいい時代は、とっくに終わって
います。


私自身も美容室の二極化については、当ブログで言及してきました。

 ・一般個人経営美容室

 ・低料金美容室(大型低料金チェーン店)




実際に現場レベルで見ると“形”としては、上記通りの二極化とな
っています。

ただ、“中身”のレベルで美容室を見ると同じなのです。

ですから、私は、どういう形でお店を展開していくか。

つまり、これからは、「美容室の運営の在り方」が問われている、
といってきました。


つまり、いくら「(美容室が)うちの技術力は高い」といっても、
その技術自体に最も大切な希少性という「価値」が存在していない
ので、技術の質を売りにしても、差別化には繋がらない
からです。

これからは、技術の「」の勝負ではなく、お店自体の「価値」の
勝負なのです


もちろん、お店の価値を決めるのは、そこで働く人間の価値である
ことは言うまでもありません。


運営の在り方で考えるべきは、以下の3つの要素。


 ・コミュニケーション

 ・コミュニティ

 ・ブランド(来店理由をつくる)



どれ一つ欠けることなく重要な要素であり、その3つの要素が融合
した部分こそが「美容室の運営」に他なりません



このような事ばかり考えていたときに以下の一冊と出会いました。


山口周さん「ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行
動様式」




その中で、市場の二極化について語られていました。


 ・「役に立つ」市場

 ・「意味がある」市場



私は、「コレだっ!!」と思いました。

美容業界の二極化の“形”としては、先述した通りなのですが、中
身のレベルでは同じであるという意味がこれなのです。

つまり、私がいうところの美容室の運営の在り方で3つの要素が融
合した先こそが、「意味がある」美容室にほかならない
のです。


このような考えを巡らしていくと、以前のエントリーで紹介した、
えがお美容室を考察してみた」「ダイバーシティ美容室を考察し
てみた
」は、お客にとって「意味がある」美容室になるのではない
でしょうか。


ヘアカラー専門店などは、お客にとっては「役に立つ」でしかなく
て、そこを選ぶ必要性もあまりなく、何といっても簡単に真似され
てしまいます。

所謂低料金大型チェーン店は、金太郎飴がごとくどこでも同じよう
な形と中身です。

そこを真似しようとする個人経営美容室は無いとは思いますが、そ
うかといってこれといった行動を起こしていないことも事実です。

行動を起こしたかと思えば、単価アップだの新技術だのと、相変わ
らずお客を置き去りにしたことばかりやっている
ようです。


美容室に限らず、うちの会社(美容メーカー)も二極化の波に飲み
込まれないようにしなければなりません。





「コミュニティとは?コミュニティの作り方とは?」

「モノが売れない時代はコミュニティでモノを売る?」

「まだ誰も知らないファンコミュニティの作り方」


こんな疑問を持たれたならば以下の三冊は必読です!


佐渡島庸平さん「WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 」




前田裕二さん「人生の勝算」




西野亮廣さん「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」





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