ストーリー(情報)を活かすための条件


全国に25万軒以上存在する美容室は、コロナ禍以前より「美容室の
運営の在り方」が問われていました。いくら「(美容室が)うちの
技術力は高い」といっても、その技術自体に最も大切な希少性とい
う「価値」が存在していないので、技術の質を売りにしても、差別
化には繋がらないのです。

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ですから、これからは、技術の「質」の勝負ではなく、お店自体の
「価値」の勝負です。

もちろん、お店の価値を決めるのは、そこで働く人間の価値である
ことは言うまでもありません。


そうは言うものの、「価値を高める」にはどうしたら良いのか?

そのヒントは、商品にストーリーという「情報」を載せられるかど
うかがカギになる
ようです。


堀江貴文さん「情報だけ武器にしろ。」




以下引用。


価値を高めるには、ストーリーを潜ませろ


今や有名な、1人ずつ区切られた「味集中カウンター」システムは、
誰かと行っても会話らしい会話はすることができない。

となると、待っているときに暖簾の上に書いてある「うんちく」を
見てしまう。

すると福岡の小郡で会員制のラーメン屋の味を引き継いだ歴史ある
ラーメンであることや、味は創業者がラーメン店で修業せずに日本
全国の和食店を食べ歩いてつくったものということもわかる。

この情報を、僕も含め常連は、暗記するくらい覚えているのである。

皆そうだろうが、ラーメン屋を選ぶとき、あまりコストパフォーマ
ンスを重要視しない。

むしろ味が好きだからとか、こういうバックグラウンドがあるとか、
できればそのラーメン屋にストーリーがあったほうが選ばれやすい
のだ。

一蘭の場合、ほぼ全員が半強制的にそのストーリーを覚えるので、
この口コミが伝わりやすいのである。

選ばれる第一の要素を満たしている。

これで、さらに期待感が増して、普通においしいラーメンが、さら
においしく感じるのでお客さんは「ラーメンを食ってるんじゃない。
情報を食ってるんだ!」ということ。

実はこの言葉、漫画『ラーメン発見伝』に出てくる台詞で、飲食ビ
ジネスの成功法則を端的にあらわしてすごく印象に残っている。

人は情報に寄ってくる

ただいいサービスや商品をつくっているだけでは、お客からは相手
にされない。

その熱狂的なストーリーを、どれだけ口コミで広げられるかにかか
っている。

幸運にも今の時代はSNSをはじめ、その手法はいくらでもある。個
人でも組織でもコミュニティでも、それは可能だ。

モノが売れない、サービスが広がらない、自分が評価されない、そ
んな弱音を吐く前に、この「ストーリー」を意識して行動してみて
ほしい。きっと現状を打開するきっかけになるはずだ



以上引用。



まあ、ヒントというよりも答えそのものですね。

とにかく、真似てみることからスタートするしかありません。


冒頭に「美容室の運営の在り方」が問われると書きましたが、これ
は美容室の問題に限らず、すべての店舗ビジネス共通の課題でもあ
りますし、営業マンも当てはまるのです。


モノやサービスを売るには、結局は営業力の問題なのですが、とは
いえ、こういったストーリー(情報)も意識的に取り入れていく必
要があると思います。


どんなに良い商品でも売れません


どんなにいい仕事や技術が出来る能力をもっていたとしても、その
能力を売り込むことが出来なければ、何の価値も生み出せません


売り込む際にも、「価格」や「品質」といった実用性・利便性など
をウリにしてもお客には響かない時代です。

高品質・低価格のモノやサービスは、今では当たり前です。


色々言っても、人は心(感情)で動きます


ですから、お客の感情を揺さぶるようなストーリー(情報)を意識
的に取り入れて売る込みをかけなければなりません



営業マンならば、大・大・大前提として、自分自身の心が動いてい
なければ、相手の心など絶対に動かすことは出来ません


使い古された言葉ですが、「情熱・熱意」というベースがあってこ
そストーリー(情報)が活きてくるのだろうと思うのです






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