働くは傍楽


自然災害もさることながら、「世の中こんなことが起こるんだ」と
思わせてくれた「コロナ禍」ですが、こんな危機的状況に陥ったと
しても、人間の習慣は中々変わらないものです。

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多くの働く人間にとっては、「今まで通りは通用しない」と頭では
思うものの具体的に何らかの手を打つことはないようです。

多くの働く人間と書きましたが、私の場合であれば、うちの会社の
従業員と取引先である美容室になります。


美容室は、個人経営ですから自らが動かなければお店は強制終了し
てしまいます。

ですから、私がどうのこうのと言わずとも勝手にお店を維持するた
めに何らかの手を打っていきます。


問題は、うちの会社の従業員です。

これは、どの会社でも同じかもしれませんが、従業員からすれば、
結局は、自分の与えられた仕事をやっていれば文句を言われる筋合
いはない、ということでしょう



とは言え、状況が状況です。

昨年10月の消費税増税からのコロナ禍です。

更には・・・


中小基本法、見直し着手 生産性向上へ再編促進―企業淘汰の懸念も

以下引用。


菅義偉政権は中小企業基本法の見直しに向けた検討に着手する。税
制上の優遇措置や補助金を受けられる中小企業の定義を変え、再編
や経営統合を促す。生産性を向上させ、最低賃金の引き上げにつな
げる狙いもある。ただ政府内では、性急な改革で税優遇などを失え
ば、企業淘汰(とうた)を誘発しかねないと懸念する声も出ている。

中小企業は国内企業の99.7%を占める。基本法は中小企業の定
義を業種別に定めており、例えば製造業は、資本金3億円以下また
は従業員300人以下。該当する企業は税優遇などを受けられるた
め、この定義から外れないよう規模拡大に動かないとの指摘がある。
定義見直しで阻害要因を取り除けば、再編が進むという考え方だ。
(後略)


以上引用。



うちの会社も中小企業です。

この状況下なのに中小企業基本法の見直しなのか、それとも、この
状況下だからこそ見直しなのか?


ハッキリとしたことは分かりませんが、いずれにしても今後中小企
業の再編は避けられないことは確かなようです。


こうやって、今までも、良くも悪くも新陳代謝が進むことで現在の
状況があるのでしょう。

ひょっとすると、うちの会社も吹っ飛ぶかもしれません!?

もちろん、吹っ飛ばすことなどしたくはありませんが、全社員がそ
の意識があるかどうかが問題です。


経営者ではない私が言うのもなんですが、殆どの従業員は、まさか
うちの会社が吹っ飛ぶなんか想像すらしていないでしょう。

多少なりともその意識があれば、働き方がちょっとは変わるはずで
すから。


冒頭にも書きましたが、長く培われた習慣というものは、中々変わ
ることはありません。

昨日と今日も同じように働き、そして、明日も同じように仕事があ
ると思って働く。

結果として、「何も“無い”という結果」に気づくこともなく、ま
た同じように働く・・・



果たして、これを働いているといえるのかどうかも疑問です。

何故なら、働くとは、「傍を楽にさせること」だからです


必死で働いているつもりでも、自分を含め周りの人間が楽になって
いないのであれば、それは働きになっていないのかもしれません。


自分の仕事さえやっていれば文句を言われる筋合いはないという、
自分中心の考えであれば、その自分すらも楽になることはないでし
ょう。


シンプルに考えて、自分のことだけしか考えない人間を応援しよう、
助けようとは誰も思わないでしょうから






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