営業を教える立場になってみたものの
同じことを教わっても素直に実践する人もいればしない人もいます。当然ながら仕事であれ営業であれ、伸びたければ(伸ばした経験のある人から)教わったことを素直に実践しなければなりません。
教わることは誰しも出来るのですが、それを実践しようとする人は稀です。
しかも、実践を繰り返し教わったことをモノにしていくとなると更に稀な存在です。
営業の存在しない会社はないと思うのですが、営業のやり方はそれこそ、その会社それぞれだと思います。
営業経験があるといっても、それが新規飛び込みセールスなのか、ルートセールスなのかでは、まるで意味が変わってきます。
どちらかというと、うちの会社はルートセールスに比重が置かれています。
ですから、人間関係で相手(お客)を良くしていくことが求められます。
私自身は、すべての営業に共通すると思うのですが、というよりも私は営業とは以下のように教わりました。
営業という仕事は、人を動かす仕事である。
だからこそ、人間関係が重要となり、強引に言葉でゴリ押しで引っ張って動かすのではなく、「この人ならば納得できる」「この人の言う通りにしてみよう」と相手が勝手に心が動かされるようにしなければならないのです。
営業は、「相手の立場に立つ」とはそういう意味だと思うのです。
そもそもが、自分自身の心が動いているのかどうか。
相手が見向きもしない方向へ動かすのが営業の仕事であるというならば、自分がその方向に向いているのか。
ですから、言葉巧みに相手を動かそうとしてもどこかしら相手からすると透けて見える部分があるわけです。
透けて見える部分とは、つまり、自分のこと、自分の利益しか考えていないこと。
”自分だけ”が良くなりたいの心が強ければ、永遠に営業がうまくいくことはないでしょう。
というようにダラダラと書きましたが、以上のような内容を私は教わり実践してきました。
教わったことをモノに出来たかどうかはわかりませんが、実践して培ったモノを今年から、他の営業マンにも指導しています。
結果として、指導を受けた営業マンが結果を出せるようになれば、私自身も教わったことがモノになったと言えるのかもしれません。
自分で成果を上げることの方が、遥かに簡単だったかを知る今日この頃です。
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