思考のクセに気づけなければ厳しくなれない


人生の多くの時間を使うことになるものが「仕事」です。今では、
働き方そのものは人それぞれだと思います。人を使おうが、人から
使われようが仕事は仕事であり、折角限られた自分の時間を使って
仕事をするわけですから、“主体的”に仕事をしなければ、単純に
私たち自身の人生が、つまらなく不幸なものになってしまうのでは
ないでしょうか。

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19世紀に活躍したアメリカの哲学者・心理学者、ウィリアム・ジェ
ームスの言葉とされる、次のような有名な言葉があります。


「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣
 が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる」



この言葉の捉え方、解釈は人それぞれだと思います。


出だしの“心”の部分が変わらなければ、本質的には何も変わらな
いのだろうと。

運命を変えたければ、心を変えるしかない、とも解釈は出来ます。


私は、「心」を「思考」と解釈しております

物事に対して、どのように考えるのかという思考。


人間は、自分自身が考え(思考)たこと以上の行動はとりません。

ですから、その人の行動を見れば、その人が何を考えているのかが
大体見当がつきます



とはいえ、何事にもイチイチ考えるのは正直面倒です。

だから、考えることが面倒なので考えた風を装い仕事をしているの
ではないかと思うのです。

イチイチ考えないのですから、それ自体が習慣となっていきます。

だからこそ一度身に付いてしまった習慣は厄介なのだと思います。

今、私は厄介だと書いてしまいましたが、無意識にこの習慣につい
て悪い習慣と捉えて書いてしまいました。

もちろん、習慣といっても良い悪いがあるわけです。

何をもって良い悪いとするかは人それぞれかもしれませんが、結果
として現状に満足のいく結果となっていなければ、それは自分にと
って悪い習慣が身に付いていると考えてよいでしょう。


となると、悪い習慣を変えようとするならば、習慣自体を変えるこ
と以上に自分の思考の在り方を変えなければ、習慣が変わることは
ない
ということです。


勉強をしないよりは、勉強をした方がいいと分かっていても、実際
に勉強をするという習慣を身に付けられない人が多いのではないで
しょうか?

勉強する習慣を身に付けようとしても、何故勉強をしなければいけ
ないのかを自分なりに動機づけ、意味づけをすることが出来なけれ
ば、勉強をする習慣が身に付くはずもありません


動機づけ、意味づけの部分こそが思考となります。

勉強という言葉を聞いて、何を連想されるでしょうか?

その連想以上の事を考えることはしないはずです。


そこをあえて突っ込んで考えていくことが、思考を変える部分につ
ながるのだと思っております。



話は飛びますが、コロナ禍で非常に厳しい状況にある方が多いと思
います。もちろん、私もその一人です。


ただ、その厳しい状況も自分でなんとかしなければ状況が好転する
ことはあり得ません。

世の中の人間が、事態を好転させるために様々な努力をされている
ことでしょう。


しかしながら、ここで気を付けなければならないのが、思考です。


営業マンで例えるならば、今までの仕事の在り方を改めずにいくら
頑張っても、全く意味がありません


まずは、今の営業成績について、良くても悪くても何が原因かを明
確にしなければなりません。

悪い場合には、「コロナ禍だから」「消費税増税したから」「業界
が厳しいから」という考え方では、何も考えてないに等しいといえ
ます。

つまり、そのような思考しか出来ないことに自分自身が気づけるか
どうか。

思考の在り方すらも習慣化してまうものです。

厳しい現実を見せられたときに、どのような行動をとるのか、そし
てとれるのか



今までの習慣を延長するのは、非常に楽(ラク)なことです。

それはつまり、厳しい現実にありながらも自分を“甘やかしている”
に等しい。

厳しい現実に直面し、さらに自分にも厳しくなれる人とは、今まで
の習慣を破って新しい習慣を身に付けることであり、思考のクセに
気づけ、それを行動で表現していけるのだと思いま
す。





スティーブン・R・コヴィー博士による世界的ベストセラー
『7つの習慣』(「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」)




ジョセフ・シュガーマン「シュガーマンのマーケティング30の法則」
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