無限ループに入ってしまった感


東京商工リサーチは、新型コロナウイルス関連の企業倒産が2月か
らの累計で600件になったと発表。感染症拡大前の収益水準に回復
しない企業が多く、その要因として政府の実質無利子・無担保融資
といった公的支援の効果も薄れてきているとしている。

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コロナで企業の休廃業が増加 事業続ける意欲失う経営者も

以下引用。


新型コロナウイルスの影響による業績の悪化が打撃となり、休業や
廃業する企業が全国で増えています。信用調査会社は、当面は政府
の資金繰り支援策で乗り切れたとしても、経営の改善が見込めない
として事業を続ける意欲を失う経営者が多いのではないかと分析し
ています。

信用調査会社の東京商工リサーチによりますと、ことし1月から8
月までに全国で休業や廃業、それに解散した企業は3万5816社で、
去年の同じ時期より23.9%増加
しました。

このペースが続くと年間で5万3000社を超え、過去最多だったおと
としの4万6700社余りを大幅に上回る可能性がある
としています。

内訳は、旅行や飲食などのサービス業が1万1100社余りで最も多く、
建設業が6300社余り、小売業が4500社余り、製造業が3800社余りな
どとなっています。

信用調査会社では、政府の資金繰り支援策などで当面は乗り切れた
としても、影響が長期化すれば経営の改善が見込めないとして事業
を続ける意欲を失う経営者が多いのではないかと分析しています。
(後略)


以上引用。



全日空 従業員の給与減額 冬の一時金支給しない方針

以下引用。


新型コロナウイルスの感染拡大の影響で利用者が激減している航空
大手の全日空は、従業員の給与を減額するとともに、給与とは別に
支給される冬の一時金を支給しない方針を固めました。すでに行っ
ている夏の一時金の減額も合わせると、年収で平均およそ3割の減
額になる見込みです。

(中略)

航空業界は利用者が激減して経営が悪化し苦境に立たされています。

全日空はことし4月以降、グループ全体で、従業員の一時的な休業
をおよそ9割以上を対象に行ったほか、役員報酬の減額、来年春の
採用中止などで、コスト削減を進めています。

日本航空もグループ全体で採用を中止するなどしています。

世界の航空会社が加盟するIATA=国際航空運送協会によりますと、
国際線の需要がコロナ前の水準にまで回復するのは4年後の2024年
になるという見通しを示していて、航空会社を取り巻く厳しい環境
は長期化するとみられています。


以上引用。



続けて二つの記事を紹介させてもらいました。

最近、最近何度となく書いておりますが、経済は繋がっています

ANAに限らずですが、所得が減れば、当然、消費も減ります。

敢えて無駄な消費をしなくなり、必要最低限の生活に必要なモノや
サービスを購入することになります。

まあ、言い方を変えると「節約」とも言えなくもない。

節約自体は、一個人としては合理的な行動かもしれませんが、それ
が全体で起こってしまうと、厄介なことになります


確か、これを「合成の誤謬」というのでは!?


ミクロの合理的な行為が合成されるとマクロで災厄をもたらす


消費税増税からいつの間にか一年が経過しましたが、その際にも私
は同じような内容を書いていた記憶があります。

消費税増税からのコロナ禍により、消費が減り、そして所得も減っ
ていく現実。

何やら、無限ループに入ってしまった感が否めないのですが・・・


とはいえ、自分以外の物事についてあれやこれやと思考を巡らして
も何も解決することはないので、自分が今やれることに集中するし
かありません


幸いなことに、うちの会社はまだ生き残っていますから。





以下の中野剛志さんの二冊の著書は、経済を勉強したい方にとって
は是非読むべきだと思います。


目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】





全国民が読んだら歴史が変わる奇跡の経済教室【戦略編】






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