約半数の美容室が「不調」らしいのですが
依然として猛威を振るっている新型コロナウイルスですが、フラン
ス政府は、およそ3か月ぶりに公衆衛生上の非常事態を宣言し、今
月17日から首都パリなどで夜間の外出が禁止されることになりまし
た。ヨーロッパでは感染拡大に歯止めをかけようと厳しい規制を導
入する動きが相次いでいるようです。
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日本では新たな規制こそかかっていないものの、まだまだ人の流れ
は限定的に感じます。
長崎に限った話かもしれませんが、10月の声を聞いてから、美容室
への客足が止まったような・・・
訪問する店、訪問する店で聞こえてくるのが、「ヒマ」の二文字。
コロナなのか、それ以前の消費税増税なのか、それとも、そのお店
の営業努力の足りなさなのかは、もはやよく分かりませんが、いず
れにしても、例年の10月と比べると閑散としています。
10月は、主婦層にとっては、12月に美容室への来店を考えています
ので、意外に美容室は忙しかったりします。
つまり、来店サイクルの調整ですね。
ところが、やはりコロナなのか何だか分かりませんが、美容室への
客足は重たいようです。
感染対策して通常営業の美容サロンが53.5%
以下引用。
美容サロン経営者と美容サロンに通う男女を対象に9月に実施した
「美容サロンのコロナ対策」に関する調査よると、半数以上の美容
サロンは「感染対策をしながら通常営業している」ものの、49.6%
のサロン経営者が「経営は不調」「危機的状況」と回答した。
この調査は、9月中ごろの調査で、その時点での営業状況について
は、「感染対策をしながら通常営業している」が53.5%と半数を超
える。コロナ前の状態で「通常通り営業している」サロンは28.5%
だった。「時間を短縮して営業している」は14.7%、「休業してい
る」は3.3%あった。休業しているサロンは、再開のメドがたたな
いか、転廃業を検討している可能性が高い。
「サロンの現在の経営状況を教えて下さい」の問では、「危機的状
況」5.9%、「不調」43.7%と約半数がダメージを受けている。そ
の一方で、「順調」38.2%、「好調」が12.2%あり、好・不調がほ
ぼ半々だった。好調なサロンは、コロナ対策を万全にして、来客数
を増やしているものと推測される。
サロンで実施しているコロナ対策(複数回答)は
①スタッフのマスク着用:67.1%
②アルコール消毒の設置:62.2%
③店内の換気:59.8%
④検温:35.7%
⑤完全予約制の少数営業:30.7%
⑥席の間隔を開ける:29.6%
⑦席をパーテーションで仕切る:19.6%
一方、美容サロン利用者は、「サロン内で新型コロナウイルスの感
染が発覚した場合、その情報を正確且つ迅速に伝えてもらいたいで
すか?」という質問に94.9%が「はい」と回答したほか、サロンの
コロナ予防に関する情報提供を求めているのがわかった。
コロナ後は、万全なコロナ予防策とその情報を公開することが来店
促進につながりそうだ。(後略)
以上引用。
これに対して私は以下のツイートをしました。
実際に営業で回って感じるのは、コロナだから好不調はないのでは?言い訳として、コロナを使えるだけかなと・・・既にそのターンに入っているでしょう。#美容室
— arusara (@arusara_jp) October 14, 2020
感染対策して通常営業の美容サロンが53.5%https://t.co/ODtDgA1pDO
『実際に営業で回って感じるのは、コロナだから好不調はないので
は?言い訳として、コロナを使えるだけかなと・・・既にそのタ
ーンに入っているでしょう。』
以前より当ブログでは、一貫して書いておりましたが、どれだけ感
染症対策を講じたところで、客足が戻りやすくなることも、まして
や繁盛することもありません。
キツイ言い方ですが、コロナ禍以前よりヒマな店が忙しくなること
などあり得ません。
実際に営業で回ってわかることですが、コロナ禍以前より繁盛店は、
既にコロナ禍以前の状態に戻りつつあります。
逆に、コロナ禍以前よりヒマな店は、“更に”ヒマになっています。
紹介した記事にもあるように、美容室の経営状況を約半数が「不調」
と答えています。
正直なところ、その殆どのお店がコロナ禍以前より「不調」だった
はずです。
実際に現場を回ってみて、実際にそう感じるのは私だけでしょうか。
この手のアンケートは、ホント本質的ではないなと、つくづく思わ
ずにはいられません。
繁盛店と衰退店を区別なく上記の内容をアンケートして何の意味が
あるのかと、ほとほと呆れてしまいます。
「不調」と答えた美容室は、言い訳の拠り所が、世間的にまだコロ
ナが通用するうちに何かしら手を打たないと「危機的状況」へと追
い込まれることでしょう。
但し、今後もお店を継続して運営していきたいならばですが。
選べる選択肢があるうちはまだいいのですが、廃業したくても出来
ない場合もあると思うので。
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