美容室でヘアカラーをする理由は?


昨日のエントリーでも取り上げたばかりでしたが、本日もヘアカラ
ーについて。2008年頃より登場したヘアカラー専門店。その後、ヘ
アカラー専門店とカット専門店を組み合わせたメンテナンスサロン
が登場しました。

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メンテナンスサロンといえば、「チョキペタ」ということで・・・


「チョキペタ」来店客1300人調査 コロナで約半数がセルフヘアカ
ラー試すも8割が美容室の技術実感


以下引用。


メンテナンスサロン利用者1300人に調査

コロナ禍で売上が伸びたもののひとつが、自宅で使うセルフヘアカ
ラー剤。一度セルフヘアカラー剤にスイッチした人が美容室に戻る
かどうかは、施術や価格への満足度、外出をどのくらい自粛してい
るかなど複数の要因がからむものの、高価格帯のサロンに通う人よ
りも低価格帯のサロンを利用する人の方がセルフヘアカラーに流れ
そうだというイメージがあるのではないだろうか。

アルテサロンホールディングスグループの株式会社C&Pは、メニュ
ーをカットとカラーに絞って通いやすい価格で提供するメンテナン
スサロン「チョキペタ」に来店した40~70代女性1,317人に、コロナ
の影響による美意識の変化、特に白髪染めに関する調査を実施した。


(中略)


美容室でカラーする理由は?

美容室でカラーする理由としては、79%の人「ムラなく綺麗に染ま
る」ことを挙げた。次いで「自分が見えないところも染まる」が
71%。美容室で染める人は、しっかり白髪がカバーされるかを重要
視しているようだ。また、「自宅カラーより楽だから」(50%)、
「自宅カラーで浴室を汚さなくて済む」(32%)といった、利便性
の高さも支持を集めた。

さらに、美容室で染めるメリットとして「色持ちがいい」「ツヤが
でる」「髪の手触りが良い」ことも挙がっている。加齢による髪に
パサつきやザラつきが気になり、美容師ならではのダメージを抑え
る薬剤選定を求める人も多いといえる。

他にも、年配の利用者からは「加齢による視力低下でよく見えず染
めるのが難しい」ことや、「腕を上げると痛い」ことなど、身体的
な理由が寄せられた。


カラー頻度(自宅、美容室両方含めて) 4週間以内が4割超え

カラーの頻度では、「2週間~4週間」の人が最も多く42%。次い
で「4週間~6週間」が36%だった。

2週間以内と、比較的短いスパンで染める人も3%おり、6週間以
内に染める人は合計81%にも上る。

根元が1~2cm伸びて白髪が気になり出す頃に、定期的に染め直す
人が多いようだ。(後略)


以上引用。


これに対して私は以下のツイートをしました。




つまり、ムラなく綺麗に染まれば自宅で全然かまわないということ。』



今では、美容室ではなく、ヘアカラー専門店、メンテナンスサロン
で髪を染める人が多いのではないでしょうか。

その利用理由は、やはり価格の安さでしょう。


40歳以上の女性が美容室でストレスに感じるのは、「予約」「滞在
時間の長さ
」「価格の高さ」といわれており、これらを解消してい
るのが、メンテナンスサロンといわれるリーズナブルな価格設定を
した業態店なのです



ヘアカラーに関して美容室は、美容室とホームカラーだけを意識し
ておけばよかった時代はとっくに終了しており、ヘアカラー専門店、
メンテナンスサロンがその脅威となっています。

脅威というよりは、意識すべきライバルと表現した方が適切でしょ
うか。

しかし、ライバルはそこだけではありません。

つまり、競合する商品やサービスを提供するだけがライバルではな
ということ。

その理由は、人々が「お金を使う」から「時間を使う」という意識
にシフトしている
からです(これもスマホによるものかと)。


財布をいかに開かせる」から「時間をいかに使わせるか」の時代


人々が時間を費やす、すべてのものがライバルなのです


この人々の意識の変化の中で、いかに美容室に来店してもらいヘア
カラーをしてもらうか。


記事にあった「美容室でカラーする理由は?」の答えですが、「ム
ラなく綺麗に染まる」が約8割を占めていました。

逆にいえば、ムラなく綺麗に染まりさえすれば、美容室に限らず、
場所を問わない、とも考えられます。


コロナによって店舗ビジネスの命題は、「わざわざ行く価値のある
店舗
」にいかにしてなりうるのか、だと思うのです


そのためのキーワードは、「体験感動」といわれています

そして、「時間」なのでしょう


美容室が「体験・感動・時間」をどのようにお客に“魅せる”こと
ができるかが、これから求められるのかもしれません



お客の心を掴むには、美容室に行くという体験とヘアカラーに感動
をさせなければなりません。

だからこそお客は、美容室にわざわざ時間をかけて来店もする。


本質的には、時間を奪う闘いが繰り広げられているのです。





これからの仕事のあるべき姿はテクノロジーの進歩が左右するとい
っても過言ではありません。ということで以下の三冊がお薦めです。


望月智之さん「2025年、人は「買い物」をしなくなる」




山本康正さん「次のテクノロジーで世界はどう変わるのか」




加谷珪一さん「ポスト新産業革命 「人口減少」×「AI」が変える
経済と仕事の教科書」





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