美容室も美容ディーラーも本質的な課題は同じ
美容業界もここにきて、Amazon「プロフェッショナル・ビューティ
ーストア」開設を契機?に、ビューティガレージがアジュバンコス
メジャパンと販売代理契約を結んだり、中堅美容ディーラーの和楽
がビューティガレージグループ会社になったりと活発な動きを見せ
ています。
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私もある美容メーカーの営業マンですから、上記のようなニュース
は否が応でも意識してしまいます。
まあ、意識しまくりでありまして、下記エントリーにて美容業界に
求められる営業マンについて、私なりに考察してみました。
「私にこれから降りかかる問題」
「続 私にこれから降りかかる問題」
先日も熊本にて取引先である美容室で勉強会を行ってきました。
そこでAmazonの話題になったのですが、その美容室のオーナーの知
り合いも美容ディーラーを経営していたとのことでしたが、コロナ
なのかAmazonなのか、はたまた業績不振かは定かではありませんが、
廃業したと言っておりました。
全国に理美容ディーラーは大小合わせて1000社あるとも言われてお
り、コロナ禍以前から厳しい局面ではありました。
理美容室で扱う備品関係は、ECサイトから購入する方が圧倒的に
安く、しかも便利、そして早く届く。
更に、美容ディーラーが扱う美容メーカーに差がないということも
あります。
以前ならば、美容ディーラーが扱うメーカーは限定的でした。
ですから、美容室側からすると、取り扱いたい美容メーカーを扱っ
ている美容ディーラーと付き合うしかありませんでした。
大手美容メーカーを扱えるのは、やはり大手美容ディーラーとなり
ます。
小規模ディーラーの多くは、大手美容ディーラーからの独立組(私
の勝手な思い込みかもしれませんが)です。
独立を考えるくらいですから、ある程度のお客が独立しても取引し
てくれると勝算があるわけです。
ですが、小規模ディーラーの扱えるメーカーは限定的となり、たと
えその人から付き合いで材料を取りたくても取れない。
ましてや備品関係ならネットで注文した方が安いし早く届く。
商売は人対人だとは思おうのですが、「その人から買いたい」と思
っても実際に買いたい材料を扱っていなければ意味がありません。
とくに美容室の場合、材料にはこだわりがありますから、何でもい
いというわけにもいきません。
美容室で使うタオルやクロス(使い捨て)が、コロナ禍なのでよく
売れているようです。
そのような備品ですら大手美容ディーラーよりもネットで購入した
方がはるかに安いという話を聞きます。
美容室にしても、付き合いは大事にしたいところでしょうが、どこ
でも取り扱っているモノになると、それはやはり安く抑えたいとこ
ろでしょう。
もはや、美容ディーラーが美容室に卸していた材料の中でもディー
ラーだから扱えるというものが限定的となってきています。
美容室では、技術の安売りが大流行中で、価格以外の部分でどのよ
うに他店と差別化するかが問題となっています。
美容ディーラーも美容材料の取り扱い点数の多さ、価格、迅速対応
といっただけではとっくに差別化することが出来なくなっています。
何をもって他ディーラーと差別化するか。
全国に25万軒以上ある美容室も、全国に1000社ある理美容ディーラ
ーも本質的な課題は同じだということです。
さて、どんな職種に携わる方でも、今後の仕事の在り方を見つめ直
し、時代の変化には敏感であるべきです。
以下は、これからの時代を知る上でも最適な著書ではないでしょう
か!?かなりお薦めです。
山口周さん「ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行
動様式」
山本康正さん「次のテクノロジーで世界はどう変わるのか」
大澤昇平さん「覚醒せよ日本人!AI2.0時代の生き残りをかけたゲリ
ラ戦が始まった」
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