これからのマーケットの中心


美容メーカーの営業マンとして働く私ですが、先日、久しぶりに社内ミーティングを行っておりました。参加メンバーが私(40代後半)以外は全員30代でした。私としては、うちの会社に30代が居てくれてホントに有り難く思っています。


今更書くのも気が引けますが、日本は少子高齢社会です。

所謂高齢者の数が増加し、2040年には、日本の総人口の65歳以上が全体に占める割合が3割以上になるとも試算されています。


うちの会社の30代社員も2040年には、50代となります。

今後、生まれてくる子供の数も減少し、人口構造は逆ピラミッド型となっていきます。

若者の数よりも高齢者の数が圧倒的多数となります。

マーケットの中心が若者であり続けるような錯覚がありますが、確実に高齢者がマーケットの中心になりつつあるのです。


今回、ミーティングした社員は30代ですが、全社員の3分の2は40代後半以上です。


現在、コロナ禍により企業の在り方というか、今までの仕事の在り方、進め方を否が応でも見直し、変更しなければならないところが多いはずです。

無論のこと、うちの会社もです。


感染防止のために人と人との接触を減らすことが「ニューノーマル」となり、ネット活用と利用が遅れがちだった美容業界、とくに美容ディーラーは、その対策と対応に追われているところでしょう。

ネット利用は若者だけのような感じがありましたが、スマホの普及に合わせて、全世代でネット利用が、当たり前となるのだろうと思います。


うちの会社としても新規顧客獲得が命題ですが、今後少なるであろう若手オーナーにアプローチしなければなりません。

ところが、美容室の場合、アプローチしなければならない相手は、若者よりも今後増加していくであろう高齢者に合わせた店作りを考える必要があるわけです。


なんとなく、この微妙な感じ、伝わっているでしょうか?


うちの会社は美容メーカーで、美容室専売品を謳っているので、今後も美容室の心に響くような商品とサービスを提供しなければなりません。

しかしながら、人口が右肩上がりに増加した時代とは確実に異なり、美容室の心に響く以上に美容室に来店するお客、つまり、今後はその多くが高齢者となり、高齢者の心に響く商品とサービスを提供する必要があります。


人口が増加する時代には、マーケットの中心など改めて考える必要もなかったのかもしれませんが、人口減少時代に突入した日本で商売するには、マーケットの中心が今後、高齢者になることを踏まえなければなりません。


そんな事を考えながら、私はミーティングに参加していたのでした。


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