前向きな人と後ろ向きな人
11月11日、全国で新型コロナウイルスの感染者は1500人を超え、日本医師会は感染拡大の「第3波」に入ったとの認識を示しました。12日、全国で確認された新型コロナウイルスの感染者は1661人となり8月7日の1605人を上回って1日としての過去最多を更新しました。都道府県別でも北海道や神奈川、茨城、兵庫で12日の感染者が過去最多となっています。
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新規感染者が増加しているようです。
この「第3波」を受けて、多くの人間がどのような行動をとるのでしょうか?
やはり多くの人間が不要不急の外出をやめるのでしょうか?
4月2日のエントリー「感染拡大防止をとるか経済を優先させるか」でも触れましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を防止すれば経済が止まり、経済を動かそうとすれば感染拡大は止まりません。
つまり、新型コロナウイルス感染症と経済はトレードオフの関係にあるということ。
どちらも立てるためにはバランスの問題という“問題”ではありません。
どちらかを選択すれば片方はダメになってしまいます。
しかし、新型コロナウイルス感染症にしろ経済にしろ共通するのは、「人命」です。
新型コロナウイルス感染症そのものによる生命リスク、経済クラッシュによる人命に与える影響も計り知れないのです。
非常にやりきれない気持ちになるのですが、ここ最近は以下のようなニュースを目にする機会が増えています。
先月の自殺者 去年より40%増加 女性が大幅増 コロナの影響も
自殺者大幅増「重く受け止め防止の取り組み強化」官房長官
だから「政府にどうしろこうしろ」などど言うつもりなど毛頭ありませんが、なんとかなりませんかね・・・本当に。
結構長い事、コロナ禍という非常事態が続いています。
非常事態になればなるほど人間性が顕われるというものです。
美容室を営業で回ってみると、同じ美容室を経営しているオーナーであってもその温度差は様々です。
先程、人間性が顕われるとは書きましたが、よくよく考えてみると、コロナ禍と言われるようになってから、コロナ禍以前より前向きな人はより前向きになり、後ろ向きな人はより後ろ向きになったのかなと思います。
前向きな人と後ろ向きな人と何が決定的に違うんだろうかと、ここ最近考えておりました。
以前より当ブログで度々紹介している「ニーバーの祈り」というものがあります。
『神よ、願わくばわたしに、変えることのできない物事を受け入れる落ち着きと、変えることのできる物事を変える勇気と、その違いを常に見分ける知恵とをさずけたまえ』
何が違うかと言えばコレにつきるなと。
前向きな人は、自分が変えられることを変える努力に専念します。
後ろ向きな人は、自分ではどうにもならない変えられないことを変えてくれと他人に言い続けます。
前向きな人は、こちらが助けたくなります。
後ろ向きな人は、こちらに助けを要求します。
後ろ向きな人は、実は、これを自分自身でもとっくに気づいているのだと私は思います。
しかし、どうしても身体と心が言うことを聞いてくれない。
それもそのはずで、前向きな人は、普段から心と身体を絶えず動かしているからこそ、いつ何時でも動かせるに過ぎません。
日頃から自分を動かしていない人が、このような非常事態で動けるほど甘くはありません。
私が営業で回って「助けたくなる」ほどですから、当然そのお店のお客も助けたくなるはず。
助けを要求するようなお店には、お客もこんな非常時には来店などしないのではないかと思います。
2月末頃より言われ出したコロナ禍ですが、もう11月も中旬。
半年以上経過しているわけですから、2月末時点で何かしらの取り組みを始めていれば、何かしらの結果は出るものです。
というか結果は出ていて、「何も無いという結果」をどのように受け止めるかだと思います。
もう手遅れだと言って何もやらないのか、吹っ切れて取り敢えず何でもいいから動こうとするのか、二者択一です。
「毎日が実践」というよりも「毎日が結果」という意識を持てば多少なりとも心の持ちようは変わるのではないかと思います、というか私はそうしています。
とはいえ、後ろ向きな人を放置することも違うような気がするし、かといって何かをしてあげられるわけでもないのですが、とにかく話しを聞くことと、「いつでも手を差し伸べる準備がある」という意思表示だけはしているつもりです。
ちなみに、「ニーバーの祈り」は、「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」から引用しました。
「幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教えⅡ」
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