営業をしていて親しくなれないのは何故か?
AI営業マン、フィールドセールス、インサイドセールスというような言葉を、割りと最近耳にするようになったある美容メーカーに勤務する営業マンである私です。まあ、営業の形は、これからも変化していくことでしょうから、いくら形を追いかけたところで意味はないように思います。但し、知っておく必要はあると思いますが。
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営業の形がいくら変わろうと営業を「人対人」で考えた場合には、やはり営業の本質は変わらないはず。
営業という仕事の本質は、あくまでも顧客ニーズの把握や提案力であることはもとより、なによりも、「いかに人を動かす力が重要」であるということは言うまでもありません。
以下は、とくに美容ディーラーの営業マンに限った話をさせてもらうと・・・
ルートセールスにしても新規飛び込みセールスにしても同じことが言えると思うのですが、殆どの営業マンが詰まるところといえば、それは、ネタ不足なのではないかと思います。
ちょっと気の利いた営業マンになると、世間話、他の噂話、新商品の案内を展開していきます。
通常、一軒の美容室につき、3~5~軒の美容ディーラーと付き合いがあったりするものです(もちろん今後はAmazonの登場により変わるでしょうが)。
ただ、数軒の美容ディーラーと付き合いはあるものの、取引額の50~70%は、一つのディーラーの“営業マン”から取引をしています(もちろん例外はあるので)。
この営業マンは、おそらく他の美容ディーラーに移って、しかも商品を変えたとしても、美容室との取引額を50~70%に持ち込むことが出来ます。
これは一体何を意味しているのでしょうか?
つまり、美容室にとって“頼り”になる存在だということ。
美容室から頼られるには、とにかく親しくならなければなりません。
では、親しくなるの「親しい」とは、どういうことなのでしょうか?
まさに読んで字のごとく、親しいは「親」と書くわけですから、美容室にとっての「親」になることではないかと思います。
一般論的な「親」を語る気は毛頭ありませんが、私が意味するところを書かせてもらうと、親しくなればなるほどに、相手を思いやる気持ちが大切になるのではないでしょうか。
本来は、身近な存在(身内)になればなるほどに気を遣わねばなりません。
しかしながら、実際には、その逆になってしまっています。
身近な存在に気を遣いきれない人間が、美容室に気を遣えるとは私には到底思えません。
最も身近な存在にこそ気を配ること、気を遣うこと、それが出来るからこそ常に周囲に対しても自然と気を遣えて配ることも出来るのだと思うのです。
自分を含めた周りに人間に対して配慮や思いやりを日常から極々自然とできるように取り組まなければなりません。
誰だって初めらからできるわけではありません。
出来るようになるには、日頃より意識して行動を積み重ねて、習慣化しなければなりません。
意識の連続が無意識となり、それが習慣となる。
私が、かつての上司から教わったことは上記を含めて全てですが、最も大切なのは「自分には気配りや気を遣うことが誰よりも足りていないと自覚することから始める」ということです。
物事を出来るようになるには、「力」を付けなければなりません。
力を付けるには順番があって、まず、足りない所を自分自身ではっきりと自覚する事(問題的の明確化)。
そして、それを自らに言い聞かせて(意識して)行動する。
「意識しては行動する」を繰り返すうちに徐々に出来るようになります。
営業をしていて相手と親しくなれないと悩んでいるなら、それは身近な存在に気を遣っていないからかもしれませんね。
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