工夫し知恵を絞り拘る
『工夫をするということは、仕事を「与えられた仕事」から「自分の仕事」に変えることである』ということがある本に書いてありました。仕事というのは、自分が主体になればなるほど面白くなっていくもの。“やらされている”という感覚では、いつまで経ってもやり甲斐や充実感は生まれてくるはずもありません。
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仕事を面白くするのもしないのも、結局は自分次第。
「自分の仕事は大変だ」とか「この仕事はしんどい」と文句を言っているような(心の声でも同じ)人で、仕事が出来る人に私は出会ったことがありません。
今、日本のみならず世界的にコロナによって、世の中が酷い状況にあります。
しかし、こういうときだからこそ、実は「“知恵の出し時”である」と言ったのが、かの松下幸之助であります。
松下さんが言った、『景気よし、不景気さらによし』の言葉はあまりにも有名なところです(私だけかもしれませんが)。
松下さんは不況というものを決して恐れず、それどころか、不況を活用することを常に考えていたといいます。
松下電器がまだ町工場の域を出さない頃から、松下さんは不況というものを次のような目で見ていたそうです。
『好景気の時は、大きな会社も小さな会社も一様に伸びる。同じように伸びるのだから、パイが大きい会社にかなうわけはない。
しかし不景気になって大会社が停滞している時、歩みは遅くとも着実に前進してさえいれば、他の会社は停滞しているのだから、実は相当なスピードで前進しているということになる。
好景気の時以上に大企業との差を縮めることができる。つまり小さい会社にとっては、不景気の時こそ逆転勝利を収められる可能性がある』
今回のコロナは、自分の会社だけを襲うものではありません。
日本の社会全体にふりかかるものです。
多くの人間は、「コロナだから、どうにもならない」と諦めているかもしれません。
しかしながら、このような時にこそ、工夫をした人、知恵を出した人が勝つことになります。
コロナが襲ってくるまでにも、デフレやら不況やら消費税増税というものに苛まれていたはずなのに、今回改めて工夫が足りなかったことに、なんとも情けない話ですが私は気づかされました。
コロナ以前からも「中々売れないなぁ~(売上が上がらない)」と嘆いていたのですが、その売れないレベルですら売れていたと思わせてくれたのがコロナでした。
同時に、売れるにはどうしたらいいのかを真剣に考えるようになった、というか、真剣にというよりも時間をかけて考えるようになりました。
コロナになってから、美容室向けの勉強会を動画配信したり、テキスト形式にして配信したりと、今までも出来たであろうことに取り組みました。
但し、これはあくまでも“形”でしかありません。
私が工夫し知恵を絞るべきは、兎にも角にも“中身”であり、勉強会の内容に今まで以上に拘るようになりました。
美容業界の取り巻く環境、世の中の流れ、他業種の動向、コロナとは何のか、政府の経済支援策、美容室のこれから、ニーズの変化等々
上記を調べまくり、自分の言葉で説明を行い、自分の意見を自分の言葉で話し、自社の商品が売れるようにと内容に拘りまくりました。
内容に拘るようになればなるほどに、冒頭にも書いたように「自分の仕事」になっていくのがよく分かりました。
今後は、私だけの問題とせず会社全体として取り組まななければ、コロナ禍を生き延びることは、なんとも難しいような気がしています。
江口克彦さん「成功の法則 松下幸之助はなぜ成功したのか」
松下幸之助「素直な心になるために」
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