曖昧な準備には曖昧な結果


これは、どんな仕事にでも当てはまることだと思うのですが、仕事の出来不出来はどれだけ準備したかだと思うのです。その準備とは、あくまでも実践を想定したものでなければ意味がありません。仕事で結果を出そうと思えば思うほど、どれだけ準備してシミュレーションして、の連続で、とくに営業においては、相手がどのような反応するかは、所詮はその時にならないと分からないというのが実情なので、どのような角度で反応がきたとしても対応できるようにしなければなりません。

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たとえば、新規飛び込みセールスは、その連続であって、相手の出方次第で、瞬間で判断して対応しなければなりません。

とはいえ、瞬間で判断といっても、これもどれだけ準備しているかだと思います。


よくボクシングなどで「とっさに出た右が当たった」と聞いたりしますが、それこそ日頃よりどれだけ実践を想定してミットを打ったかということでしょう。


意識して出来ることを無意識でも出来るように徹底的に身体に覚え込ませる。


とにかく日頃より準備をしておかなければ、その準備した状況を使えるタイミングすら気づけない。

勉強のための勉強とか練習のための練習とは、そういうことをいうのだと思います。

つまり、気づけない。



営業も同じで、セールストークのロールプレイをやったりします。


セールストークを話せるようになるのは、当然ながら大切なことです。


しかし、とくに新規飛び込みセールスでは、その練習したセールストークを使えるタイミングすらない。


実際にやったことがある方なら分かるでしょうが、いかにセールストークを話せる状況に持ち込むことの方が遥かに難しいのです。


もちろん、場が持たず、いきなりセールストークを展開するときもありますが、それは単に、相手が断るために聞いてくれているにすぎない。


断るために聞いていることも分からない人も多く、一回話してみて断られたからという理由で営業を止めてしまう人もかなり多いのではないでしょうか。


よくよく考えてみて、初めて会うであろう人間の話を聞いて、「わかりました。買います!」という人間がいると思いますか?

普通に考えてみると、そんな人などいないと分かるのですが、いざ営業をやってみるとその当たり前に気づけない人が多いのです。

というか、私もその一人でしたが。


だからといって、相手と親しくなるためだけにどれだけ訪問しても買ってもらえませんし、それどころか相手からすると「一体、何しに来てるの?」と逆に不審がられてしまうだけです。


あくまでも親しくなるのは目的ではなく、一つ手段に過ぎません。


冒頭にも準備の出来が仕事の出来につながると書きましたが、曖昧な準備をしていても曖昧な結果しか出ないし、そもそも曖昧になるのは、目的が曖昧だからです。


仕事の準備とは、あくまでも、どうしても達成したい目的があるからこそのもの。

目的が曖昧なら準備も曖昧になるのは当然で、結果も曖昧になります。

ただ、ここが最も厄介なところで、曖昧な結果は時として、仕事をなんとなくやった気にさせる。


ただ、一つだけ確実に言えることは、何事も曖昧なままにして仕事で結果を出せるほど甘くはない、ということです。



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