ネイルサロンも大変なようで
今年1月10日のエントリー「変化に対応できる美容室だけが生き残る」では、「理容業・美容業」の倒産件数が過去最高を更新したとうニュースを取り上げていました。昨年10月より消費税率が10%となり、今年に入ってからのコロナ禍。様々が業種・業態で煽りを受けているのですが、どうやらネイルサロンの倒産も過去最高を更新したようです。
人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。
ネイルサロンの倒産が過去最高に
以下引用。
ネイルサロンの倒産が、2020年1-11月までに19件発生した。
この時点で2000年以降最も多い14年(18件)を上回り過去最多を更新した、と帝国データバンクが2020年12月8日発表した。
このペースで推移すると、過去初めてとなる20件台を突破すると、予想している。
コロナの影響が大きいが、背景にはネイルサロン市場の競争激化があり、同社では来年以降も厳しい状況が続くと推測している。
同社によると、ネイルサロンの倒産で近年目立つのは、マンションサロンやホームサロンなど、小規模なネイルサロンの倒産が相次いで発生している点と分析。
倒産の特徴は、ほとんどが業歴の浅い中小零細規模の事業者で占められている。過去5年間のネイルサロンの倒産をみても、個人店を含めた資本金1000万円未満の倒産が約9割を占めるほか、業歴は平均で約10年、最も短いもので約2年にとどまるなど、業歴が非常に短い点をあげている。(後略)
以上引用。
記事を読むと分かるのですが、「過去最高の件数」とはいうものの、ネイルサロンにしても美容室と同じような現状があって、既に飽和状態にあったようです。
飽和状態を迎えると、今度は自然な流れで技術の安売りが始まります。
そして、安売りが始まれば淘汰が始まります。
淘汰が始まる前にコロナが始まってしまった、という状況のようですね。
ネイルサロン単体のことはよくわからないのですが、美容室の一角にネイルサロンを併設するところが約10年前より多くなってきたという印象があります。
多くは、スタッフが5人~10人~規模の美容室がネイルサロンを併設し始めました。
美容業界では有名どころの低料金大型チェーン店などネイルサロンが併設されています。
5年から遅くても3年くらい前から個人経営美容室でもネイルサロンを併設というか間借りといういうか、やり始めるところが増えてきました。
ネイルサロンで勤めていた方が独立してフリーランスとなり、美容室で仕事をしている感じが多いのではないでしょうか。それでいくとマツエクなんかもそれに当たります。
美容室と同じように技術力がものをいうのは理解できますが、技術力の差は、これだけの店舗数があると、もやは誤差の範囲でしょうから、中々技術力だけで差別化は難しいと思います。
ですから、本人としては安易にはやっていないつもりでしょうが、技術の安売りをやってしまっている。
更には、シンプルに「誰でも出来る技術」ですから簡単にマネされやすいわけです。
記事の締めくくりとし、「来年以降も淘汰が進む可能性がある」とありますが、これはネイルサロンに限った話ではなく、美容室もその可能性は高くなるのだと思います。
コロナに限らずですが、今後も様々な外因の変化は起こるわけですから、結局は、変化に強いところが生き残っていくということなのでしょうか。
堀江貴文さん「雇用大崩壊」
帝国データバンク情報部藤森徹さん「あの会社はこうして潰れた」
人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。
【関連記事】
「居心地の良さを勘違いしてはいけない」
「技術面の取り組みよりも大切なこと」
「お客に刺さる来店理由をつくれるかどうか」
コメント