支持が集まるから業績も伸びる
帝国データバンクが保有する企業データベースによれば、老舗といわれる「業歴100年企業」には3つの特徴があることが分かっている。1つ目が事業継承(社長交代)の重要性。2つ目が取引先との友好(厳しさの中でも信頼しあえる)な関係。3つ目が「番頭の存在」だ。帝国データバンク「あの会社はこうして潰れた」より
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以上の3つの特徴は、実に興味深いものがあります。
とくに2つ目の取引先との友好な関係は考えさせられます。
うちの会社で考えた場合、取引先といえば、工場、ディーラー、そして美容室になります。
「友好な関係」とありますが、それは厳しさの中にも信頼しあえる、とあります。
初めから信頼しあえる関係など築けるものではなく、まずは、自らが「信頼してもらえるかどうか」だと思うのです。
「信頼してください」と口で言って、「はい、分かりました」となれば誰も苦労しません。
信頼を勝ち取るためにも、例えば美容室にとって、美容メーカー、ディーラーが果たすべき役割とはいかにあるべきなのかを考えなければなりません。
その役割とは、美容室で扱う材料関連の仕入れ先であることは言うまでもありませんが、それだけで信頼を美容室から勝ち取ることは出来るはずもありません。
ならばどうするか?
それは、冒頭にある3つ目の「番頭の存在」が鍵を握っているのではないかと思います。
もちろん、この場合の「番頭の存在」は、社内的なものです。
社内で考えると、上司・部下・主従といった関係とは一線を引いた、寄り添う関係が番頭であり、その役割とは、「耳の痛い話ができる」ということ。
つまり、社内でもそれが出来るからこそ、社外の取引先にも出来るのではないかと思うのです。
美容室にとって「耳の痛い話ができる」かどうか。
これこそが、信頼を結果的に勝ち取ることになるのだろうと思います。
私の場合ですと、美容室向けの勉強会がそれに当たります。
勉強会の目的は、シンプルにお店が伸びること。
お店が伸びなければ仕入れ額も増えませんから。
うちの会社も伸びて、美容室も伸びる、これをやるために勉強会をやっているだけです。
勉強会では、耳の痛い話をするからこそ信じてもらえます。
ただ、分かっていなければならないのは、耳の痛い話をするにはするだけのモノが私と会社になければ、単純に嫌われるだけです。
あくまでも商売でやっているわけですから、耳障りの良い話ばかりして伸びることはありません。
結果的に、うちの会社も取引先である美容室も伸びなければ、ただただ時間の無駄です。
さて、世間はコロナ禍で大変ですが、そんな中、美容業界でも業績を伸ばしているところがあります。
営業利益が前年同期比12.3%増 コロナが追い風
以下引用。
ビューティガレージ2021年4月期第2四半期決算
東証一部上場のビューティガレージは2020年12月9日、2021年4月期第2四半期(5月~10月、連結)決算を発表した。営業利益は3億53百万円(前年同期比12.3%増)と、コロナの影響で美容業界全体が低迷するなか、EC中心の同社は逆にコロナが追い風になった。
売上高は83億72百万円(同8.6%増)、売上総利益は26億76百万円(同10.3%増)、営業利益は3億53百万円(同12.3%増)、経常利益は3億62百万円(同14.5%増)、純利益は1億97百万円(同20.9%増)だった。
コロナ禍で同社EC会員の新規会員数が増え、既存会員の利用頻度も上昇した。店舗設計事業はコロナの影響で前年同期を割り込んだが、物販事業の8割を占めるEC売上が2割増となり、業績に貢献した。
美容業界のIT化は徐々に進んでいたが、今回の新型コロナウイルスは業界のIT化をいっそう促すことになるものと思われ、同社の将来展望にとって好材料になりそうだ。
今期、同社はまつ毛エクステンションの松風、中堅ディーラーの和楽などをグループ化し、また「ビューティガレージEXPRESSストア」、「西日本ディストリビューションセンター」を開設するなど積極的な経営を展開した。
2021年4月期の通期業績は、売上高179億4600万円(同14.1%増)を予想している。
以上引用。
実際に美容室を回っていると、ビューティガレージを利用しているお店は、年々増加しているように思います(あくまでも私の感覚値)。
確かにHPを眺めると美容室に必要なあらゆるモノ・サービスが充実しています。
利用している方からの悪い評判を聞くこともありません。
業績が伸びているということは、それだけ美容室からの支持を集めていることを意味します。
ネット利用を上手く活用しているといった上辺だけの判断で、ビューティガレージの判断をやってしまうのはあまりにも軽率というもの。
ビューティガレージの会社内部のことまでは知るはずもありませんが、きっといい番頭さんがいるのでしょうね。
山本康正さん「次のテクノロジーで世界はどう変わるのか」
加谷珪一さん「ポスト新産業革命 「人口減少」×「AI」が変える経済と仕事の教科書」
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