円形脱毛症に悩む人の気持ちを想像できるかどうか


円形脱毛症に悩まされている人は非常に多いと思います。幸いなことに私自身はそうではないのですが、実際に脱毛症の方から話を聞くとそれはそれは大変というか何というか。例えば、雨が降っているときとか、風の強い日に外出するときは、普段以上に気をつかうそうです。

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脱毛症の部分を分からないようにするために、スプレー等でバチバチに固めるのです。

身だしなみにかける時間もお金も相当なものでしょう。

誰だって自分が脱毛症になったら同じことをするでしょうから、他人の目を気にしないという選択肢などあろうはずがありません。


とはいえ、脱毛症以外の部分の髪の毛は必然的に伸びるので、どうにかしなければなりません。


理美容室に行くか、それとも自分で切るか。


あくまでも私自身の感覚値の話で何の根拠もありませんが、それでも敢えて書かせて頂くと、円形脱毛症の方の多くは(9割以上)、理美容室に来店することなく、自分で髪を切っているのではないかと思います。

来店する人であっても一ヶ所に通い続けることもないようですし、あくまでも来店は仕方なく髪を切りに行っている感じです。

以前、営業で美容室を回ってその辺を直接聞いたことがありました。

何をかというと、「円形脱毛症の方は来店されていますか?」と。


もちろん、全ての理美容室を回って聞いたわけではありませんが、多くの答えが、「いません」でした

いたとしても一人か二人程度。

そして、「いつの間にか来店しなくなりました」も意外に多かったです。


そんなこんなで以下の記事です。


客の頭に10円ハゲを見つけたら?

以下引用。


ストレスが原因とされてきた円形脱毛症ですが、近年病理的な脱毛原因の研究がすすみ、自己免疫異常によるものとされています。

異物に対して攻撃をしかけるTリンパ球が、正常な細胞を攻撃する自己免疫異常によって、毛根を攻撃して髪の毛が抜けてしまう。
自己免疫異常の病理学的な研究は進んでいますが、なぜ当初は円形なのかは解明されていません。

また円形脱毛症のタイプは、1か所だけの単発型円形脱毛症以外にも、多発型(2か所以上)、全頭型、汎発型(全身)、また帯状に抜け落ちる蛇行型などがあります。
治療法も進化して、ステロイド系の塗り薬や居所注射法、内服療法、光線療法などがあります(詳しくは、ネットで検索できます)。

しかし、いまだになぜ円形脱毛症になるのかはわかっていません。自己免疫異常を引き起こす原因として、ストレスはいまも有力視されていますし、過労、睡眠不足、出産、他の病気などなどがトリガー(引き金)となって起こるらしい。これらの原因が複合しておこるのかもしれませんし、また発症には個人差が大きく、遺伝子が関係しているのかもしれません。

さまざまな治療法がある円形脱毛症ですが、重度な円形脱毛症患者はかつらを装着することで治ることがあります。円形脱毛症の多くは本人も知らないうちに治ってしまうといいます。その一方で円形脱毛症を気にしてさらに悪化することもあります。心因的な要素が強いのが円形脱毛症といえます。

もしお客さんの頭髪の中に10円大の円形脱毛症を発見したら、知らせるか、黙っているか、理美容師さんにとって悩ましいところです。知らせるか黙っているかは、そのお客さんとの関係性にもよりますが、医療関係者は早めの治療を勧めています。


以上引用。


この記事に対して私は以下のツイートをしました。





お客との関係性を勘違いして「円形は放っておけば治りますよ」という美容師の不用意な一言が失客を招くのだが、そこに気づく人も少ない。』



いつの間にか、病院に通院して薄毛の治療を飲み薬でする時代になりました

薄毛にしても脱毛症にしても、もはや病気という認知が一般的になっているのかもしれません。

と同時に、それ系の専門店もヘアケア商品も無数に存在します。


薄毛や脱毛症に悩まれる方が、どこを利用するかは人それぞれですが、サービスを提供する側は、病院でも専門店でも、そして美容室であっても「相手の心を汲み取る」ことを決して忘れてはならないはずです


私がツイートした内容のように、良かれと思って言った一言が、相手の気持ちを逆なですることはよくあることです。

ましてや、「自分が相手に何かしてやれる」と思うことなど、思い上がりもいいとこです。


言葉を選ぶという表面的なことに囚われず、相手の心である内面を汲み取るだけで相手にとっては十分なのですから。

自分が言われても嫌だし相手が言われても嫌な事を想像できる頭を持ちたいものです。





ジョセフ・シュガーマン「シュガーマンのマーケティング30の法則」お客がモノを買ってしまう心理的トリガーとは




佐々木圭一「伝え方が9割」





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