2回目の緊急事態宣言で改めて思うこと
東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県を対象に新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言が出されました(期間は2月7日まで)。わがまち長崎でも連日、1日当たり過去最高の感染者が出ており、実質的には緊急事態宣言の“ようなもの”が出されています。
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前回(昨年4月)の緊急事態宣言は、まず、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県を対象に出され、その後、全国に拡大されました(今回もそうなりそう)。
前回の宣言が出されたときの私の最大の関心事は、理美容室に休業要請が出されるか否かでありました。
まあ、結果として休業要請は出されなかったものの、世の中の空気感として他が休業や自粛をしているのに、「理美容室がお店を開けているから感染が止まらないんだ」という無言のプレッシャーを感じて自主的に休業するところ、もちろんスタッフを抱える店舗は、スタッフの事を考慮してやむなく休業したところもありました。
理美容室に対して、休業要請が出されなかったことに最初こそ「よかった」と思いましたが、その後の状況から支援金や協力金等から対象外になることを考えると「よかったのか?」に変わっていきました。
今回も理美容室に休業要請が出されていないようですが、前回の事を考えると、否が応でも自粛か休業をせざるを得ないのではないかと。
前回の時は、緊急事態宣言が出された時期に福岡県の美容室でクラスター発生のニュースがありましたが、今回は、広島のようです。
同業者として、こういう形で美容室が取り上げられるのも、流石にうんざりというかなんというか・・・
広島県内の美容室でクラスター発生 美容室での確認は初、新型コロナ
以下引用。
広島県は7日、県内の4市3町と島根県内に住む子どもからお年寄りまで計16人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の美容室で新たにクラスター(感染者集団)の発生を確認し、三次市の2人が含まれるとしている。
県健康対策課によると、美容室で新型コロナのクラスターが確認されたのは県内で初めてという。この美容室について、県は「利用者が追跡調査できている」として、所在地と店名を公表していない。
累計で従業員5人、客3人の計8人の感染を確認。この日公表した2人を除く6人は、これまでの県発表分に含まれているという。従業員全13人はPCR検査を完了。利用客は、感染の可能性があるとみる昨年12月22日以降の210人のうち約7割の157人で検査を終えたという。(後略)
以上引用。
再度、緊急事態宣言が出ると、やはり、世の中の空気感は自粛同調圧力が醸成され、理美容室に限らず、自らの生活のために営業を続けざるを得ない店舗が“白い目”で見られるわけです。
空気感だけでも耐えがたいのに・・・以下ってどういうことですか?
休業の「命令」違反業者に50万円以下の過料 特措法の政府原案が判明
指示に従わないならば、処罰するってことですよね。
更に追い打ちをかけるように、持続化給付金、家賃支援給付金についても、予定通り、1月15日に申請受付終了。
自分の生活のために営業するお店のどこに非があるのでしょうか?
飲食店に限らずですが、コロナ禍での苦境は、店舗オーナー、つまり経営者の誤った経営の結果なのでしょうか?
いやいや、明らかに違いますよね!!
経営努力云々、営業努力云々の問題とは確実に違います。
「自己責任」という言葉だけで片づけられるものではないと私は”強く強く強く”思います。
エマニュエル・トッド「大分断 教育がもたらす新たな階級化社会」
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