ニーズは変わる
時代の流れで、仕事の内容も変わるし、求められるスキルも
当然変わっていきます。そして、需要というかニーズも変わります。
私は、美容メーカーの営業マンです。
美容室が私のお客さんになるわけです。
美容室が繁盛していないと、我々も上がったりなんですね。
以前も書いたと思いますが、
現在、美容室は、大型チェーン店(低料金)と個人経営、
そして、専門店(ヘアカラーやカット)に分かれています。
上記は、あくまでも私個人の分析です。
更に、重要なポイントが、現状、美容室に行かずとも、自宅で
簡単にできることが多いのです。
つまりは、ホームカラーというやつです。
このように考えると、美容室に行くという人が限られてくるのです。
従来であれば、誰でも美容室や理容室には行くといことは通用したでしょう。
ところが、今は、美容室に行くということが、当たり前ではないのです。
いかにして、お店に呼ぶかが大事なのです。
集客というやつですね。
美容室の集客は、今も昔も変わらず、口コミが一番です。
本質は、変わらないのです。ただ、口コミをする”モノ”が変わったように思います。
若い子ならば、SNSでしょうね。
単純に、ネットを利用して集客というわけには、いかないでしょう。
まあ、集客の話は、置いときます。いずれまた記事にします。
話を戻すと、美容室に行かなくなった一つの理由は、ニーズにあります。
ニーズの変化なのです。
美容室は、以前は、パーマ屋というぐらいに、パーマばっかり、やってました。
ところが、最近というか、ここ15年以上は、パーマをかけている人が殆どいない。
パーマをかけているのは、お年寄りぐらい。
ソバージュが流行したのが、バブル期です。もう、30年以上も前です。
このパーマというニーズがなくなったので、美容室には行く必要がなくなった。
行く必要がなくなったは、言い過ぎかもしれませんが、
パーマ液の出荷量が、どんどん減っていっています。
だから、ヘアカラーっていうんでしょうが、そのヘアカラーは、自宅でやるんです。
パーマのニーズが凄かったことを知っている美容師さんと、
それを知らない美容師さんでは、お店で何をやっていくかが、明らかに違います。
技術メニューが違うだけではなくてです。
パーマのニーズが強すぎたので、パーマのニーズを知っている美容師さんは、
何も考えなくなったんだと思います。というか、絶対にそうです。
悪くいえば、パーマにしがみついています。
ニーズが天から降ってきていたわけですからね。
降ってくるのを待っているんです。降ってこないのに。
そうなると、そのニーズを知らない美容師さんが、私は有利なのかと思います。
今まで通りのやり方は、通用しないということを、まずは、理解することが
大事だと思うのです。
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