ピンチはチャンスではなくピンチはピンチ
わがまち長崎市は、年明け早々、数年ぶりの大雪に見舞われ、コロナ感染も拡大傾向にあり、街が閑散としております。雰囲気的には”悪い”としかいいようがなく、人の流れが限定的ですから店舗ビジネスは苦しくなるわけで。大雪でお店も開けられない、開けたとしてもコロナでお客が来店しないでは、もうやってられません。考えても仕方がないことだと分かっているものの、「一体この先どうなってしまうのだろう」とついつい考えてしまいます。
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11月の実質賃金、前年同月比1.1%減 賞与の減少響く
以下引用。
厚生労働省が7日発表した2020年11月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、物価変動の影響を除いた実質賃金は前年同月比1.1%減少した。実質賃金の減少は9カ月連続。新型コロナウイルス感染症の影響による企業業績の悪化などを背景に賞与が減少した。(後略)
以上引用。
ご覧の通り、実質賃金も9カ月連続で減少しています。
ちょっとずつちょっとずつ多くの人がモノ・サービスを買う量を減らす、というか減らさずをえない状況に追い込まれています。
自分自身の所得が減少していなくても、自分が提供しているモノ・サービスを買ってくれるお客自身の所得が減ってしまえば、結果、自分の所得も減ることになります。
要は、そのタイミングが早いか遅いかの違いだけです。
幸いなことに私にはそのタイミングはまだ訪れていないようです。
私の場合、美容室の状態が私の会社の状態に反映されます。
うちの会社の商品が美容室に売れれば売れるほど、会社は安定します。逆に、商品が売れなければ会社は倒産へ向かいます。
昨年の12月後半から今年に至るまでの商品の出方(売れ行き)が前回の非常事態宣言時と似ております。
個人的には、どうしよもなく不安なのですが、現実問題として、どうすることもできません。
「ピンチはチャンス」などとよく言われますが、ピンチは、あくまでもピンチでしかありません。
ピンチをチャンスへとつながるような見識を持つ事も大切だと思うのですが、実際にピンチに陥ってみると、どうせならピンチ自体にならない方が絶対にいいに決まっています。
まずは目の前のピンチをいかに乗り越えるかどうかです。
ただ、このピンチもコロナによってもたらされた感はありますが、いつも書いているようにコロナ以前より美容業界自体は厳しい局面にあったことも事実です。
前日のエントリーでも書きましたが、岐路に立たされたのは何もコロナ禍になってからではありません。
直面する課題はコロナ禍以前よりあって、ただコロナが露にしてくれたというだけです。
とはいえ、正直なところ私も「コロナさえなければ」と思わない日がありません。毎日毎日、憂鬱でたまりません。
このような葛藤を抱えながら、目の前にあるヤルベキ事(仕事)に集中するようにしています。
ヤルベキ事に集中すれば、余計な事、自分ではどうすることに頭を悩まされる心配もありません。
ヤルベキ事に集中すれば、少しだけですが前向きになれるのもまた事実です。
中野剛志
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