会社で人間関係に悩みがありますか?
日本には企業が約410万社、うち中小企業が約380万社あるといわれています。コマーシャルなどで一般になじみのある企業の多くは、所謂大企業だということ。日本の大企業数は1万2000社。全体のわずか0.3%でしかありません。更に、上場企業は、世の中の会社の0.1%以下。
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勝手な私の思い込みだと思うのですが、コロナ禍となり在宅勤務・時差出勤やオンライン会議が推奨されているようですが、これって、上述の最低でも0.3%で働く人の話だと思うのです。
私なんかは、中小零細企業で働くひとりの人間ですが、テレワークなどどこの国の話なのだろうかというのが本音です。
ですから、コロナ禍以来も何事も変わらず会社に決まった時間に出社しています。
たとえ0.3%で働く人の話であっても、最初こそテレワーク導入で会社に出社する必要がないことがストレスフリーであるかのようでしたが、数ヶ月経ってみると今度は、人と人とのコミュニケーションがない、つまり、誰とも直接会わないことにより精神的に追い込まれるような話が出てきました。
所詮、人はひとりでは生きていけません。
ときには、一人になりたいものですが、完全に切り離されることなど受け入れられません。
孤独を感じられるのは、周りに人(他人)がいるからです。
電話やらメールやらLINEやらZoomやらオンラインやら、結局は、直接人と会ってコミュニケーションをとることに比べると、どれも直接会うことが出来る前提があるからこそ使うのではないでしょうか。
直接のコミュニケーションを絶たれると、絶対に我慢など出来るわけがありません。
それほどに人との接触や繋がりは大切というか、人が人であるようなものです。
ですが、人と人がコミュニケーションをとれば同時にトラブルもつきものです。
自分の気の合う仲間とだけ付き合いたいものですが、仕事ではそうもいきません。
ということで以下の記事。
9割が「仕事に行きたくないと思うことがある」と回答 - 理由は?
以下引用。
ビズヒッツは1月14日、「仕事に行きたくない理由に関する意識調査」の結果を発表した。調査は2020年12月3日~4日、働く男女500名(女性329名、男性166名、未回答5名)を対象にインターネットで行われた。
調査によると、「仕事に行きたくないと思うことがある」人は91.2%。理由を尋ねたところ、「人間関係に悩みがある」が断トツのトップに。パワハラ上司や理不尽な先輩など、苦手な相手が存在することで会社に行くことすら苦痛になり、退職を考えるキッカケにさえなるよう。
次に多かった理由は、「やりたくない仕事がある」と「起きるのがつらい」の二つ。「やりたくない仕事がある」とは具体的に、ミスに対する謝罪、苦手な業務、プレッシャーの大きいプレゼンなど。こうした仕事が待ち受けているときに休みたくなるという人が多く、「怒られるだろうな」「嫌だな…」「失敗するかも」といったネガティブな考えが浮かんできて、気が重くなってしまうよう。(後略)
以上引用。
こういう調査結果を見ると「無理もないだろうな」と思ってしまいます。
結論から言ってしまえば、周りの目が気になり(協調性を悪い意味で重視するあまり)言いたい意見があるにも関わらず、言えない、言わない、ということでしょう。
もちろんそれは嫌われたくないから。良く思われたいから。
かく言う私自身も数年前までは、意見を言うことで嫌われるというような、または、人と合わせることが全てだというような思い込みに陥っていたものです。
今現在、その思い込みから完全に抜け出せたのかはよく分かりませんが、少なくとも会社の同僚ならびにお客にも、自分の意見は必ず言うようになりました。
先程、思い込みという表現をしましたが、更に付け加えるなら、「相手と意見が違う」と「相手を嫌い」をイコールで考えていたということです。
どんなに仲がいい人同士であっても、意見が100%同じなんて世の中には存在しません。
意見が違うのが当たり前ですし、異なった見解があるからこそ面白いと感じるものではないでしょうか。
仕事において、重要なのは最終的に良い結果が出ること、であるはずで、そのためには、ダメ出しであろうと意見を言ってもらえると参考になるので、相手の意見を聴くことは大事なはず。
ところが、実際にはどの職場でも大体がそうはなっていないのでは?
それよりも、周りに合わせること、上司に合わせることが最重要とされ、「裸の王様」を称えることが企業では行われがちではないかと思います。
うちの会社は違う、という意見もあるでしょう。
少なくとも、恥ずかしながらうちの会社は、そうでした。
「裸の王様」を称えることが、調査結果にもあるように「人間関係に悩みがある」人を増やすこととなり、結果として会社自体も傾くことになるのだろうと思います。
というか、うちの会社が完全にそうなっていましたから・・・
但し、「人間関係に悩みがある」というのは、一方的に会社や上司が悪いという話でもありません。
人と人とのコミュニケーションの場合、どちらか一方が悪いということはありません。
部下であれば意見を言うようにしなければならないし、上司であれば意見を言われやすくしておくことも大事なこと。
お互いが嫌われるとか、良く思われたい、と思うあまり仕事で良い結果が出せないとなるとそれこそ本末転倒なのではないかと思うのですが。
「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」
堀江貴文「99%の会社はいらない」
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