サロンとの呼吸がとれる
先日、美容室で店内勉強会を行いました。先方から、「毛髪理論」をお願いしたい、とのリクエストがありました。普段の勉強会は、私の方が、勉強会を行う美容室の現状に合わせて自分なりに考えて内容を決めて行うのですが、たまにだったり定期的であったりリクエストがあります。
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もちろん、うちの会社にとって新規客ならば、こちらがある程度の商品・サービスの説明(勉強会)を行わなければなりません。
商品・サービスには、それを創るに至った”考え方”があり、この考え方を理解してもらわなければ、使いこなす、というようなことは難しくなります。
誰でも簡単に使えてしまえるならば勉強の必要などなく、ましてやプロである美容師が使う必要もありません。
プロと素人の差がハッキリと出ていなければ、お客がわざわざお金を出してまで美容室で何らかの技術をやってもらおうとは思わないはずです。
簡単には出来ないけれども、そこをいとも簡単にやってのけるからこそのプロ、であるにも関わらず、そのプロが、簡単に結果が出るものを欲しがっているのが美容業界だったりします。
まあ、その結果としてドラッグストアに多くのシェアを奪われているのですが・・・
そこで冒頭の話に戻りますが、勉強会に内容のリクエストがあったと書きました。
あっ、クレームではなくてリクエストです。
繰り返しになりますが、新規客ならばリクエストも何も全体が掴めていないわけですからリクエストのしようがありません。
つまり、リクエストが出来るのは既存客となります。
一言で既存客と言っても、中には、1年ほどの付き合い、5年、10年、しばらく勉強会から遠ざかっていたけで最近やり始めた等々、状態が異なります。
私からすると、状態が異なることは百も承知なのですが、ある程度こちらの考え方を理解しているにも関わらず、ずっと勉強を受ける姿勢だけの方が目立ちます。
勉強は大切なものだとは思いますよ。
しかしながら、うちの会社の考え方を理解していく過程を勉強として捉えているのはちょっと違うのです。
これは、勉強というよりは、むしろ「お勉強」です。
勉強とは、あくまでも”学び”であって、それ自体が目的となるものではありません。
勉強により学んだことを仕事に活かしてこそなのです。
勉強をした後の行動、つまり実践こそが本当の勉強であり、学びでもあるわけです。
ですから、リクエストがあるとは、実践しているということ。
実践する中で疑問点が出てきて解決しなければならない課題が見つかったということ。
教わった理論や考え方を理解していなかったり、見落としている所はないか、改めて確認しようという思いもあって、こちらにリクエストをしてくる。
この行為を私は、上司から「サロンとの呼吸がとれる」と教わりました。
このようなサロンが増えるように私も勉強会を行う必要があります。
リクエストがあるないは本質的な問題ではありませんが、勉強会が目的となるようなこをだけは避けなければなりません。
あくまでも、美容室の売上が伸びること、そして、うちとの取引額が伸びることが目的ですから。
頑張ります。
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