スタッフのモチベーション向上に悩む必要があるの?
私が行う美容室向けの勉強会において、内容の中心は、うちの会社の商品に関するノウハウが中心なのですが、ときとして感情マネジメントのようなものを欲しがるオーナーやスタッフがいらっしゃいます。スタッフなら百歩譲って理解はできますが、オーナー自らが他人から半ば持ち上げられてやるのではまったく意味がないなぁと思うのですが。
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好きで美容師になって、好きで美容室を始めたのではないのかな、とも考えてしまいます。
もちろん、好きなことでも辛い局面は訪れるかもしれませんが(コロナ禍の今がそうかも)、好きなことを仕事にしていれば、わざわざ他人に感情マネジメントを求めることなく常に前向きでいられるはずです。
まあ、実際のところ私が携わった美容師オーナーの多くは、“美容という技術”が好きなだけで、美容室経営にはそもそも興味がない。
美容室に限らず店舗ビジネスの仕事の殆どは、集客です。
誰だってお客がひっきりなしに来店すれば好きな技術を提供できるので、感情マネジメントなど無用の産物でしかありません。
店舗ビジネスにおいて集客は、越えなければならない壁であり、永遠につきまとう答えのない問題でもあります。
なので、誰一人として店舗運営者は集客から逃れられません。
そのためには営業をしなければならないのです。
営業とは、人を動かす仕事。
簡単に人を動かすなどと書いていますが、身内であるスタッフ、従業員ですら動かすのがこの上なく面倒なのに、お客を動かすとか面倒の極みでしかありません。
その面倒を自ら買って出るわけですから、自らがやっている仕事を好きでなければわざわざそんなことなどする気も起らないでしょう。
サラリーマンの多くは好きで仕事をやっている人など、どれくらいいるのでしょうか?
給料のために仕事をしているだけで、別に私はそれを否定も批判もするつもりなど毛頭ありません。
なので、会社からすると給料のために働くという前提で雇う必要があるはず。
ということで以下の記事をどうぞ。
マネジャーの8割「部下のモチベーション向上」に悩み コロナ禍で前年比1.4倍に
マネジャーの80.3%が部下の「モチベーションを高めること」に悩んでいる──そんな結果が、アルヴァスデザイン(東京都港区)が行った調査で判明した。
2019年の調査(56.3%)と比べると24ポイント増加している。その他の項目については大きな増減がないことからも、「モチベーションを高めること」はコロナ禍で最も増加したマネジメントの悩みだと考えられる。
次いで「人を育てること」(64.1%)、「成果を挙げること」(30.6%)に悩んでいるという結果だった。(後略)
以上引用。
たまに美容室オーナーから「スタッフのモチベーションを上げるにはどうしたらいいのか」などの質問を受けることがあります。
しかしながら、本人がやる気にならない限りはどうしようもないことですし、わざわざ会社やお店がそこまで面倒をみてやるのもおかしな話でしょ!?
どうしてもスタッフに動いて欲しければ、彼(彼女)が望むものを成果として与えてやればいいだけのこと。
それをやらずに感情マネジメントをして動かそうなどというのはおこがましいし、相手に失礼なのではないだろうかとも思う。
だた、このようなアンケートを見る限り、いまだに一般の会社では感情マネジメントが行われているようですね。
はっきり言って、ムダでしかないと思う。
では、どうすればいいのか?
一つには、相手の望む成果を与えたり、感情マネジメントの必要がないような仕組みや環境を整えるしかありません。
そして究極的には、人そのものを雇わなければいいだけのことかもしれません。
まあ、皮肉にも美容ディーラーは、意図的にそうしなくても必然的に人を雇わなくてもよくなりそうですから。
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