時代の変化に振り回されないためにも


パーマのニーズが減少したこともあり、現在の美容室でのヘアカラーはかなり重要な位置にあります。ヘアカラーは一方で、頭皮があれるなどのアレルギー反応(カブレ)のトラブルが常につきまといます。ヘアカラーによるカブレは、ある日突然症状が出たり、過去にカブレなどの経験がない人も体質や体調の変化でトラブルが起こることがあります。

人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。





ここでやはり気になるのが「どこに責任があるのか?」ということです。

カラー剤を作った美容メーカーなのか、それとも、それを使用して技術を施した美容室なのでしょうか。


殆どの場合、美容室に責任があります


理由の一つ目として、PL法(製造物責任法)です。

PL法は、製造物の欠陥において損害が生じた場合の製造業者への損害賠償責任について定めた法律のこと。

ということで、カラー剤には必ず、「使用前にパッチテストを行ってください」「おかしな症状が出たらすぐに使用を中止してください」等が記載されています。


そして、理由の二つ目は、パッチテスト(皮膚アレルギー試験)があります。

ヘアカラー施術の前にはパッチテストをする義務があります。


しかしながら、パッチテストの結果がわかるのは48時間後。

ヘアカラーの施術の本来のあるべき姿とは、ヘアカラーのために美容室に来店、その日はパッチテスト、そして、2日後に来店して頂き、アレルギー反応がないことを確認後、ヘアカラーへ。

しかも、これを毎回行う必要があります。


まあ、実際の現場では、このような対応は殆どなく、あるとすれば、生まれて初めてヘアカラーをする場合のみパッチテストをするくらい。

もしくは、新規客の場合。

ただ、この新規客も以前通っていた美容室でヘアカラーのトラブルがなければパッチテストをすることなくヘアカラーをします。


美容室も気の利いたところでは、カラー剤のリスクとパッチテストの必要性、お客の頭皮確認など、つまりクレーム処理を行ってからの施術を行っているはずです。


お客にヘアカラーのリスクについて説明してその時には納得してもらったとしても、実際にトラブルが起こってしまってはどうしようもありません


「リスクの説明はしましたよね?」「納得もしましたよね?」

「ということでお客さんの自己責任でお願いします」


(お客が)ハイそうですね・・・とはならないですよね!?



トラブルが起これば、確かに美容室の責任かもしれませんが、美容メーカーに非がないわけではないので、美容メーカーにしても「ダメージやアレルギーのないカラー剤作成」に取り組むわけです。

美容室側も「技術やカラー剤の選定でダメージやアレルギーを防ぐか」に日々努力する。



私が行う美容室向けの勉強会は、美容メーカーとしての責任を果たす面があると思っています。

責任逃れのために勉強会を行っているわけではありませんが。


今回の内容はヘアカラーを例にとり説明してきましたが、美容室が取り扱う商材は他にも沢山あります。

日々、新商品が開発・販売されており、それに合わせて知見を広める努力を怠ってはならないと思うのです。


そもそも論として、毛髪科学、化学薬品とはどういったものなのかをまず知る必要があります。

ただ、それらは一回聞いただけで理解できものでもなく、ましてや即現場で使えるものでも活かせるものでもありません。


美容室にしても美容メーカー、ディーラーにしても今の風潮として、「いかに(技術や商品を)売るか」「いかにSNSで拡散させるか」というような印象を受けてしまいます


確かに、売るに拘る、広めることは重要なことですし、最新のトレンドを押さえておくことも大切です。


但し、それは中身が伴うことであって、土台の部分というか見せかけの知識をひけらかすようなものではなく、しっかりとした教養を身に付けていく必要があると思うのです。


教養のなさは「今」という時代の変化に振り回され、目の前の仕事をこなす歯車にならざるを得ません

教養とは、表面的な知識やノウハウとは違って、時代が変化しても変わらない本質的なことです。


とは書いたものの、実際のところ自分の“教養のなさ”を日々勉強会を通して痛感しているといったのが実情です。





落合陽一「働き方5.0~これからの世界をつくる仲間たちへ~」





人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。





【関連記事】
ヘアカラーとアレルギー

学問に王道なし

自己検証・自己嫌悪・自己否定

コメント

非公開コメント