応援すれば応援してもらえる!?


プロモーション戦略というものをある本で読んだ記憶があります。そこで紹介されていたのが、某うどんチェーンが他店の期限切れクーポンを提示すれば50円割引セールを実施というもの。回収したクーポン、その数なんと12万枚、そして売上3%増という結果だったいう。

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この某うどんチェーンが目を付けたのが女性の太った財布

女性の財布が何故にあのように膨らみ、一体何が入っているのかと。

すると判明したのが、中身には、様々な店舗でもらえる割引券やらクーポン券といったもの。しかも、6割が期限切れとなっていたといいます。

ということで、冒頭のプロモーション戦略に打って出たということでした。


ここで大切な事として、その本に書かれてあったのが、プロモーション戦略とは、「興味を持たない相手にいかに振り向いてもらうか」ということでした

つまり、相手(この場合は女性)を理解することであり、どういう事を日々考えているのかを理解していくことがまず前提となる。

プロモーション戦略は、あくまでも販売促進の活動でしょうから、価格戦略とは違います。


ただ単に価格を安くしたとしてもそれだけでは来店理由とはなりにくいわけです。

そこに来店してもらうだけの”理由”をお客側につくる必要がある

そうなると今は、老若男女問わずコロナ禍で何らかしらの影響を受けて日常を過ごし生活をしています。

出口の見えない何とも言い難い閉塞感というか絶望感というか、そういう空気感に支配されていると思うのです。

同時にある意味誰にでも等しく降りかかっている厄災ですから、それを使えなくもないような・・・

つまり、普段ならやりにくい、やる理由が見つからないものでもやれてしまう、それこそコロナ禍における空気感もあるのもまた事実でしょう。

そして、その空気感を上手く使ったとまでは言いませんが、コロナ禍だからこそ出来るサービスを以下に紹介します。


コロナに負けないで 美容室が無料サービス 飲食とアパレル従業員対象に

新型コロナウイルスの影響を受けながら頑張っている人に笑顔を届けたいー。鳥取県の米子市、島根県の松江、出雲の3市で美容室を運営する美容室たしろグループ(島根県松江市末次本町、田代緯(つかね)代表取締役)が26日、特に大きな影響を受けている飲食とアパレル店従事者に、髪のカットなどを無料で行った。 同グループは昨年の最初の緊急事態宣言を受け、4月から6月にかけて、地域への恩返しにと医療従事者を対象に無料で美容サービスを実施した。この取り組みが好評だったことと、昨年秋の創業50周年のイベントに代わる取り組みとして、無料開放日を設けることにした。

この日は、3市にある全5店で無料の美容サービスを行い、島根県出雲市高岡町の出雲店では午前9時の開店から、女性客が次々と来店した。来店者にカットや毛染めなど8種類のサービスのうち、希望する1種類を無料で実施した。

アパレル店に勤める同市斐川町荘原の長瀬裕香里(ゆかり)さん(31)は「新型コロナウイルスの影響でお客さんが減って厳しい中、異業種の方が応援してくれて励みになる」と喜び、美容師から髪のトリートメントをしてもらっていた。

無料開放日は対象業種を変え、5月末までの第2、4火曜日に設定(3月のみ第4、第5火曜)し、8回行う。対象はこの日の2業種のほか、医療、宿泊業の従事者と大学生、専門学校生、学校の先生と行事の縮小や中止が相次いだ小学6年生、中高校の3年生も加えた。(後略)


以上引用。


この記事に対して私は以下のツイートをしました。





あえて書きますが、コロナ禍だからこそ美容技術の”無料”サービスが可能だと思うのです。

美容室の数は、25万軒以上存在し、ただでさえ技術の安売りが流行となっており、安売りを提供している当事者でも自身の技術の安売りを快く思っていない人も多いのではないかと思います。

当事者でもそうでしょうから、安売りをやっていない美容室であれば、わざわざ自分達の価値を下げるような安売りをする美容室をよくは思わないでしょう。


しかも、集客のためとは言え、期間限定で無料サービスをやってしまうのは周りの目も気になるでしょうし、サービスを提供する側、この場合はスタッフになりますが、身内にも同意が得られにくいのではないかと思います。


しかしながら、世間はコロナ禍。

先行き不透明感に戸惑い、疲弊し、不平不満もたまる一方。


こんな時だからこそ無料サービスを提供できる理由が持てる

しかも、特にコロナに影響を受けている人ではなく業種を対象としているところも”共感”を得られやすいのではないかと思います。

また、無料サービスを提供している美容室は、所謂安売りサロンではないことがポイントだと思います。

無料であることと安売りは明らかに違います。

もちろん両方とも集客のためとお客側から判断されるでしょうが、そこにはお店側の意向しか存在しない(お店の利益しか見えない)。

しかし、コロナ禍であれば、お店側にとっても無料サービスを提供することは傷みを伴うでしょうが、それ以上に世の中が傷みを伴ってしまっている

コロナに影響を受けている業種への”応援”である無料サービスが、それを提供している美容室自体にも周りから応援してもらえるのでないかと思ってしまいます。


ただ、この美容室のオーナーに直接会ったことも話をしたこともありませんが、私が書いたようなことなど考えておらず、シンプルに「恩返し」だけなのでしょう。


素晴らしい取り組みだなぁと思いましたので記事にしてみました。



さて、本日紹介した某うどんチェーンのプロモーション戦略については、確か以下の2冊のどちらかに記載されていたような・・・興味のある方は是非参考にしてみて下さい。


永井孝尚「これ、いったいどうやったら売れるんですか?」身近な疑問からはじめるマーケティング




永井孝尚「なんで、その価格で売れちゃうの?」行動経済学でわかる「値づけの科学」





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