正直「やれやれだぜ」と言いたいところだが
総務省が5日発表した2020年の家計調査によると、2人以上の世帯の消費支出は月平均で27万7926円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年から5.3%減った。減少は2年ぶり。落ち込み幅は比較可能な01年以降で最も大きかった。新型コロナウイルスが感染拡大した影響で旅行関連や外食、衣料品などへの支出が大きく落ち込んだ。(参)『20年の消費支出、落ち込み最大5.3%減 月27万7926円』
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リーマンショックがあった2008年の実質消費支出の落ち込みが前年比1.9%減少。
東日本大震災があった2011年が前年比2.2%減少。
消費税率が8%に引き上げられた2014年が前年比2.9%減少。
そして、2020年が前年比5.3%減少。
昨年の消費支出の落ち込みが、いかに大きかったかがわかります。
コロナで忘れがちですが、2019年10月には消費税率が10%に引き上げられ、民需が激減した状況でコロナが襲ってきたというわけです。
冒頭の参照記事によると、支出を品目別にみると、国内外のパック旅行費や宿泊代など「教養娯楽」が前年比18.1%減少。
「交通・通信」は8.6%の減少。
「被服・履き物」は19.8%減少。
交際費や外食費も年を通じて減少。
で、私の携わる美容業界、というよりも理美容室業界の美容系品目はどうだったのでしょうか?
美容系品目 1割程度の減 2020年家計調査
総務省は2021年2月5日、2020年家計調査(年次)を発表した。2020年はコロナ禍で経済が停滞し、美容系品目もすべて落ち込んだが、前年からの落ち込み幅は1割程度で、同じ生衛業の飲食業や旅館ホテル業より軽微だった。
家計調査の美容系品目には、理髪料、パーマネント代、カット代、その他の理美容サービスがあり、2015年の支出金額を100とした指数(「二人以上の世帯」)は、
品目:指数(前年比)
理容:90.5(-8.2)
パーマ:62.8(-12.3)
カット:98.9(-2.6)
その他:104.0(-9.4)
消費支出:96.7(-5.4)
だった。
上記の計算は名目ベースで、消費全体の指数(消費支出)を勘案した実質ベースでは、カット代はプラスになる。ヘアカットはコロナ禍にもかかわらず、平均消費を上回る需要があったわけで、消費者にとって基礎的サービスになっているのがうかがえる。その一方でパーマネントは長期にわたり落ち込み続けており、選択的サービスになっている。
以上引用。
この記事に対して私は以下のツイートをしました。
『ヘアカットはコロナ禍にもかかわらず、平均消費を上回る需要があったわけで、消費者にとって基礎的サービスになっているのがうかがえる。』
— arusara (@arusara_jp) February 5, 2021
ではなくて、カット以外は自宅でも出来てしまうよって意味だと思うけどね。#美容室
美容系品目 1割程度の減 2020年家計調査https://t.co/vvUl7m05Cj
美容系品目は、他と比べると軽症で済んだってことでしょうか。
それにしてもパーマの落ち込みが酷いことになっています。
頼みの綱のヘアカラーにしてもコロナ禍ではホームカラーをなくなくされた方も多いと聞きます。
私がツイートしたように、クオリティーは取り敢えず置いて考えると、カット以外の美容室でやれることは自宅で殆どが出来てしまいます。
コロナ禍になってその事実が益々表面化しただけのような。
ホームステイが世間では言われるし、ホームカラーは充実しているし、おまけに美容師直々にYouTubeでヘアカラーのやり方を解説してくれているし、これだけ条件が整えば誰だって自宅でやってみようかな、となるでしょうよ。
今年も年明け早々に緊急事態宣言が出たりして厳しい一年になりそうと思いきやもう2月。
やってらんねぇというのが正直なところの私ですが、日常の積み重ねが今の結果なわけですから、だからこそ淡々とヤルベキ事に、そしてヤリタイ事に日々取り組み、切り開いていくしか道はないと思っています。
頑張ります。
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