やっぱり異常だなぁと率直に思うこと
長崎市に対する長崎県独自の「緊急事態宣言(ステージ4)」は、2月7日で解除されましたが、2月8日以降も「特別警戒警報(ステージ3)」は継続中です。3月7日までの間、県外との不要不急の往来自粛、更には、長崎市・佐世保市では2月21日まで、不要不急の外出自粛要請が出されています。
人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。
さて、「不要不急の外出自粛」とは、一体どういうことなのか?
これについては、高島宗一郎福岡市長が自身のブログで『不要不急の外出を控えるということは、新型コロナウイルス感染予防のために、普段一緒に生活している人以外の人と接触する機会をできる限り作らないことです。』と説明していました。
(参)『緊急事態宣言と心の健康』
決して、一切誰とも会うなっ、てことではないし、そもそもそんなことなど不可能というか、仮に誰とも会わないとか人として機能しなくなってしまいます。
でも、高島福岡市長の説明をよくよく読むと、普段生活している人以外とは出来るだけ会うな、ともとれます。
高島福岡市長の説明など、そんなことは誰でも考えることで、実のところ誰でも分かっていることだと思うのです。
ところが、多くの人は、自分も含めてですが、色々と考えることが面倒くさくなってしまって、極力外出を避けるようになるのではないかと思います(ある反面流された方がラクですから)。
周りと違うことをしてウワサされるよりも強制力のない自粛要請にただただ従ってしまう。そんな方が殆どではないかと思います。
つまり、コロナ感染を本当の意味で怖がっている人など殆どいないということ。
高齢者、基礎疾患のある方などは、普段から相当に気をつかっているでしょうし、健康な人間であってもわざわざウイルス・細菌に感染しようと生活などしているはずがありません。
誰だって病気に対してリスクをちゃんと取っているのですから。
長崎県では、11都府県に出された緊急事態宣言ではなく、あくまでも県独自の緊急事態宣言でしたが、それでも10都府県には依然として緊急事態宣言が出されています。
その点を考慮して、長崎県でも3月7日まで県外との不要不急の往来自粛ということなのでしょう。
ただ、長崎市の2月21日まで不要不急の外出自粛要請は、一体何の意図があるのでしょうか?よく分かりません。
私は、11都府県に緊急事態宣言が出されてからも長崎から福岡、長崎から熊本の“仕事”での往来はずっと続けていました。
緊急事態宣言が出されている福岡の美容室オーナーと話して印象に残っていることがあります。
「コロナ感染よりも風評被害のようなものを気にして、来店するお客が本音を隠すような話し方が目に付く」と言っていたことです。
本当は、外出していたり、遊びに行っていたり、外食していたり、県外に行っていたり等々、普段と変わらず行動しているにも関わらず、表向きには「どこにも出かけていない」という感じを醸し出すそうです。
とにかく、周りの目が気になる。
これってやっぱり異常だなぁと率直に思います。
以上の話とは特に関係ないのですが、美容室は元々衛生管理がしっかりとされています(でないと開業できませんから)。
ウイルスに関する知識が曖昧でワイドショーが基本となっているお客が来店した場合、とくに緊急事態宣言が出されてから美容室の中で感染を恐れる感じで来店する人が増えたとも聞きます。
来店時には、手指消毒をせず施術後帰る時に手指消毒をしてから帰るそうで(いやいや逆でしょそれって突っ込みたくなるそうで)。
ウイルスを自分が持ち込まないようにするためのものとしてやる手指消毒が、いつのまにかお客にとっては、美容室内での感染予防策として手指消毒がされている。
そもそもお客と美容室オーナーでは、どちらが感染リスクは高いのでしょうか?
そんなもの不特定多数の人間と接する美容室の方が、圧倒的に感染リスクは高いに決まっています。
普通に考えれば分かりそうなものですが、冷静に考えることが出来なくなってきている、本日二回目ですが、これってやっぱり異常だなぁと率直に思います。
医療従事者が大変なことは百も承知ですが、もう“誰が”とかの問題ではなくなってきている。
一日も早くコロナ禍が収束することを願うばかりです。
最後に、参考までに以下のリンクを読んで頂けると、私が本日書いた内容など可愛く見えてしまうくらいです。これが今の日本の現実なのでしょうか?
『コロナ狂気がついに虐待を』
エマニュエル・トッド「大分断 教育がもたらす新たな階級化社会」
志村史夫「日本人の誇り「武士道」の教え」
人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。
【関連記事】
「非常時だからこそ他人のことを思いやる」
「コロナ以上の恐怖である空気感」
「続 コロナ以上の恐怖である空気感」
コメント