美容室が目指すべき方向性とは!?
店舗ビジネスがコロナ禍で岐路に立たされているのは紛れもない事実。表面的には、3密云々があるかもしれませんが、敢えて言わせて頂くと店舗ビジネスが本質的に向き合わなければならないのは、これまでずっとお客自ら店舗まで足を運んでくれていたのに、そのお客を疎かにしてきたのではないか、ということを自問自答することかと思うのです。
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もちろん、手を抜くことなく全力でお客と向き合っていることを認めた上で書かせてもらっています。
「お店に来店してくれた、一人ひとりに本気で向き合っていたのだろうか?」
「関係性を築けるように情報を積み重ねる努力をやってきたのだろうか?」
「コロナ禍以前より、お客との関係構築をもっともっと積み上げなければならなかったのではないだろうか」
「コロナが店舗ビジネスに向き合わせたものは、時代の流れを意識すべく本質的な課題と言えるのではないだろうか」
そして、コロナによってより明確になったことのひとつに、『わざわざ行く価値のある店舗が生き残る』というものがあります。
ここでは、その理由については割愛させて頂きますが、敢えて一言で言わせて頂くと『人間のコミュニケーションが価値そのものであるような仕事が残る』からです。
その点を踏まえると美容室の仕事が人の手から離れることはないだろうと私は考えておりますが、それだけの理由では先述したように、理由としては(店舗として生き残っていくには)弱すぎるのです。
つまり、今までのような美容室の在り方では、これからは(今までもでしたが)益々通用しなくなるということ。
ということで、その点を踏まえてなのでしょうか、大手美容メーカーであるミルボンに関する記事をどうぞ。
「Life Time Beauty NEXT100」 ミルボン2021年度政策発表
「Life Time Beauty NEXT100」を掲げたミルボンの2021年度政策発表が2021年2月8日オンライン配信され、withコロナにおける理美容店のあり方などを示した。
昨年まではホテルなどを会場に行っていたが、コロナ感染予防の観点から今回はオンラインでの開催となった。
2021年度政策プレゼンテーションを行った同社の佐藤龍二社長はコロナ後、理美容店を利用する消費者の行動変化について、
①来店頻度が長期化する
②近隣消費が加速する
③買い場価値が高まる
とした。
①②は感染予防を避けるための変化で、③は百貨店やカウンセリング化性品販売などの縮小にともない、理美容店が「買い場」として注目されるというもの。「買い場」として理美容店が注目されるとする背景には、B to B to Cフローの同社店販システムの推奨がある。
コロナによる消費者の変化を的確に捉え経営を適応させれば、業績は上昇回復する一方、適応できなければ下降淘汰されると、コロナ禍を起点に2極分化すると予測し警鐘を鳴らした。そして、上昇回復するためのキーワードとして、①365日総顧客発想②つががる知販③マルチスキル人材をあげた。
佐藤社長は「3つの相関するキーワードをスピード感を持ってリアルとデジタルの最適バランスで進化させる」とし、同社の具体的な政策を紹介した。(後略)
以上引用。
この記事に対して私は以下のツイートをしました。
企業系でも個人経営美容室でも目指すべきは、わざわざ行く価値のある店舗を目指すことかと。私はここを取り組んでいます。というよりも応援しているかな。#美容室 #美容メーカー#営業マン
— arusara (@arusara_jp) February 8, 2021
「Life Time Beauty NEXT100」ミルボン2021年度政策発表https://t.co/f7vk79HGcz
以下は、ミルボンが打ち出したメッセージ
美と心のコミュニティ
「新たなプラットフォームとしてのあり方」
「リアルとデジタルマーケティング」
「パーソナルサービスを駆使したソーシャルイノベーション」
あまりにもカタカタが多すぎて、もはや何を言いたいのかよくわからないのですが、概ね私が前半に書いたことに対する取り組みであると思われます。
一言で言うと、美容室は「美と心のコミュニティ」を目指すべきであり、そのような方向性でなければ生き残れないよ、とうことなのでしょう。
そして、美容室が「美と心のコミュニティ」を実現するためには、「新たなプラットフォームとしてのあり方」「リアルとデジタルマーケティング」「パーソナルサービスを駆使したソーシャルイノベーション」が必要だということなのでしょう。
私自身も弱小ではりますが、ある美容メーカーの営業マンですから、ミルボンのような大手の真似(資本力も違えば担当する美容室も違い過ぎる)などできませんが、それでも以前より当ブログで書いてきたように美容室のこれからの在り方を美容室向けの店内勉強会でかなり模索してきました。
模索してきた内容をざっと書くと、美容室の運営の在り方でポイントは3つ、「コミュニティ・コミュニケーション・ブランド」だということ。
それを支える考え方として、技術の「質」の勝負ではなく、お店自体の「価値」で勝負をしなければならない。
究極的に言えば、経営といかに向き合うか、ということです。
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