Clubhouseがモノやサービスの時短の価値を高める
前日のエントリー「美容室にどれだけ時間をかけてもいいかを知りたい」を更新してから思い出したのですが、2019年8月17日のエントリー「メンテナンスサロン」で、具体的な「時間の長さ」こそ明記していませんでしたが、その中で美容室での「滞在時間の長さ」について既に取り上げていました。自分で書いておきながら忘れているという・・・恥ずかしい限りでございます。
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その時の内容を一部、以下に再掲載すると
「美容室のストレス」の1位は「予約」
40代以上の女性が「美容室でストレスを感じること」の1位は「予約」(22.6%)、という調査結果が2019年8月6日発表された。
以下、2位「滞在時間の長さ」(19.9%)、3位「価格の高さ」(19.15)と続く。
ジャスダック上場のアルテサロンホールディングス傘下のメンテナンスサロン「チョキペタ」が自店の来店客女性を対象に行った調査で、「美容室に予約不要で気軽にいつでも入れることを重要視しています。
わざわざ予約をとって美容師を指名するよりも、生活導線の中で気軽に小まめにメンテナンスしていくのが主流になっていくと思われます。
今後、女性の半数が50歳以上になる日本において、美容室の在り方自体にも変化が求められそうです。」と調査結果についてコメントしている。
40歳以上の女性が美容室でストレスに感じるのは「予約」「滞在時間の長さ」「価格の高さ」ということだが、これらを解消しているのが、メンテナンスサロンといわれるリーズナブルな価格設定をした業態店になる。
一般の街の美容室がなくなることはないだろうが、美容室の在り方自体にも変化が求めらる時代になっているのは確かなようだ。
以上引用。
美容室で“ストレス”に感じるのは、「予約」「滞在時間の長さ」「価格の高さ」ということで。
ポイントは、40歳以上の女性が対象ということでしょう。
例えばヘアカラーひとつとってみても、20代と40代では、明らかにそれに求めるものが違います。
20代のオシャレ染めと違って、40代の白髪染めは定期的なメンテナンスの位置づけですから、それ自体に費やす時間を有意義なものにするには、やはり時短なのではないかと。
つまり、世代によって、美容室で過ごす時間の価値が異なるのです。
現代人は、無駄な時間をとにかく減らしたいもの。そして、自由な時間を増やしたい、そう願っています。
その時間は、結局スマホに吸収されることになるのですが、それが分かっていても、より効率的な商品やサービスを求めます。
10代、20代は、美容室で施術中もずっとスマホをいじっては、途中経過を発信しているそうで。
30代、40代ともなれば、体裁とか礼儀といったものを覚えるのでしょうか、流石にそこまではしない。
美容室での過ごし方(時間の使い方)も世代によってマチマチ。
但し、時間に対する価値の捉え方は同じです。
便利なモノやサービスが世に出てきて、そこで空いた時間を更にスマホに費やすという流れが出来上がっています。
最近で言えば、音声SNS「Clubhouse」は正しくそうで、それ自体がスマホアプリですから、「Clubhouse」にドンドン時間を奪われていることになります。
「Clubhouse」が今後どうなるかは分かりませんが、仮に今以上にヒット(参加者が増える)すればするほど、「Clubhouse」に時間が奪われ、モノやサービスは時短に結びつくようなものでなければヒットするのは中々厳しいのだろうと思います。
ということで今後も時短に対する価値は、上がっていくことでしょう。
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