便利なツールは使い方次第
コロナの影響によりIT化の遅れが指摘されていた美容業界も徐々に、大手美容メーカー、ディーラーではDX(デジタルトランスフォーメーション)、つまり企業が避けて通れないデジタル技術による業務やビジネスの変革が進んでいるようです。残念ながら、私の会社では未だにその気配すらありません。それはそうと、デジタル技術を活かしていくのは何も大手企業だけの話ではなく、所謂店舗ビジネスにおいても当てはまるものです。
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それはもちろん理美容室にも当てはまるということで、コロナ以前より店舗独自のホームページやブログを運営して情報発信していたお店は確かにありました。
ただ、それはどちらかというとネット展開の必要性を感じている店舗だったり、単純にそういうのが好きなだけのお店がやっている感じはありました。
一部の店舗だけがやっていたホームページ、ブログ、SNSも取り組んでいない美容室からすれば、頭のどこかでは気になっていたものの「やった方がいいんだろうけどねぇ」止まりで、実際に必要となる場面が無かったわけです。
ところが、昨年からご存知のコロナが襲ってきました。
取り組んでいないお店にしても、皮肉にもコロナという最大の切っ掛けがついに訪れたというわけです。
昨年の緊急事態宣言が発令した前後には、ホント、お店にお客が来店しなくなり全国的に理美容室は、営業どころではありませんでした。
お店にお客が来店しないわけですから、売上がどうこう以前の問題で、お店が存続できるかどうかをせめぎ合っていたわけです。
で、ネット展開のような感じであれば理美容室の多くが取り組んでいるというか利用しているのが、ホットペッパービューティー。
コロナ禍では、ホットペッパービューティーの更新料を払えるはずもなく、そうなると離脱が多くなる。
なので、その状況を見て速攻でホットペッパービューティーは更新料に便宜を図ったのは絶妙だったなぁと。
ということで何が言いたいのかというと、とくに理美容室では、色々言ってもホットペッパービューティーがネット展開は抑えている印象です。私には。
そして、以下の記事のようなサービスが以前からあったのでしょう。
数年前に比べるとサービス内容からするとウソみたいな価格なのですが、理美容業界では、ホットペッパービューティーの優位性は変わらないだろうと思います。
『マイショッププラン 無料でサロンのホームページ制作』
理美容店などサロンのホームページを無料で制作し、3ヶ月間無料でその効果が試せるサービスが登場した。
株式会社韋駄天の店舗専用ホームぺージ制作サービス「マイショッププラン」。無料お試し期間付き店舗専用ホームぺージサービス。
制作したホームページに満足したら、4ヶ月目から月額4800円(税別)で継続できる。不満足なら3ヶ月で終了。
マイショップラン3つの機能
・予約フォーム
理美容店やエステティックサロン、ネイルサロンなど予約制サービスを提供している店舗に向けた機能。
予約フォームにより24時間予約受付が可能。人的オペレーションの削減で効率的経営に繋がる。
・ネットショップ機能
実店舗で取り扱っている商品をインターネット上で販売可能。
インターネットを通じて商圏が日本全国となり、店舗ビジネスの最大の弱点である地域性に縛られることなく販売機会が生まれる。もちろん、大手プラットフォームのような販売に至った場合の販売手数料はなく、毎月の経費が一定のため安心して運用できる。
・ブログ機能付きホームぺージ
いまやホームぺージの機能として当たり前になったブログ機能。
サロンの特徴やサービスの魅力、キャンペーン情報の発信による新規獲得はもちろん、定期的情報発信が再来店の促進につながる。
googleを始めとした検索エンジン上位表示により、高い集客効果が期待できる。(後略)
以上引用。
この記事に対して私は以下のツイートをしました。
4ヶ月目から月額4800円(税別)だろうけど、それでも自分がサロンオーナーならHPBを選ぶだろうなぁ。#美容室
— arusara (@arusara_jp) February 20, 2021
マイショッププラン 無料でサロンのホームページ制作https://t.co/vHMB90YH98
ちなみにこの「マイショップラン」ですが、理美容室に特化しているのではなく、様々な業種にも対応しているようです。
取り敢えずは、長崎市に出されていた特別警戒警報に伴う「不要不急の外出自粛要請」の期限は昨日までということでした。
とは言え、いきなりコロナ以前のような生活が戻るわけでもないので、依然として家で過ごす時間は長くなり、その時間をどのように過ごすかは人それぞれですが、その中に若い世代になればなるほどテレビよりもスマホを見ている時間は長くなるだろうと思います。
極論ですが、そうなるとスマホ上に存在しないモノはもはやこの世のモノとしては扱わなくなっていくのかもしれません。
理美容室が今後ネット展開を考える上で大切なのは、今回取り上げた「マイショップラン」と「ホットペッパービューティー」のどちらを選ぶということではなく、コロナによってどのように人間の生活スタイルが変わったのか、そして変わっていくのかを自分なりに分析していくことが本質的な課題だと思われます。
「マイショップラン」も「ホットペッパービューティー」も、あくまでも便利なツールのひとつでしかなく、ツールとは全ては使い方次第ということ。
理美容室を運営しているならば、その運営をどのようにしていきたいかの目的がなければ便利なツールに踊らされるだけだと思います。
まあ、うちの会社にしても他人事ではないので、一日も早くDXを進めなければなりませんよね。
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