勉強会とは「儲かる希望が持てる」もの
美容室向けに勉強会を良くも悪くも長年続けているとそれはそれで面白いこともあります。よくあるのが、勉強会を行っている美容室オーナーの知り合いあたりがウワサを聞きつけて参加することがあります。最近では、私が勉強会でやっている内容にも幅が広がり、他業種の方も参加することもたまにあります。
人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。
勉強会に対する私のスタンスは、基本的に誰でも参加O.K。
店内の勉強会は、今のところ無料でさせて頂いているのですが、大前提として、私の会社の有料講習会に参加して頂いています。
ですので、有料講習会のフォロー臨店という位置づけですね。
なので、間接的に勉強会にはお金が発生しています。
お金を払って頂いているのは、講習会に参加しているオーナーですから、そのオーナーの許可があれば基本的に誰でも参加できるようにしています。
お金を払っているからという条件以外に、あえて条件があるとすれば、勉強会を受けている美容室オーナーの私の“会社に対する信用”でしょうか(私にではありませんよ)。
とは言え、都合よく誰でも参加してくれる程実際には甘くありませんが。
かつての上司からよく言われたことで、「営業を必死に取り組んでいれば美容室から紹介をもらえるもの」というものがあります。
美容室は、横のつながりがあるようでないようで、不思議な感じなのですが、美容室に限らず誰にでも多少の知り合いはいるものです。
要は、その知り合いに「教えたくなるようなモノ(ここでは私の勉強会)なのかどうか」が私に試されているわけです。
もっと言えば、口コミが出るかどうか。
今でこそスマホひとつであらゆる情報を取りにいけますが、スマホ以前であれば美容室の情報源は美容ディーラーの営業マンでした。
そして、知り合いの美容室も情報源のひとつ。
どのような美容室であってもコロナ以前より必死なわけで、あえて口に出しませんが、やっぱり儲けたい(良くなりたい)のです。
自分で勉強会をやっておきながら、このような事を書くのはどうかとは思うのですが、勉強会と言っても美容室側は勉強になるから受けているのでは決してありません。
勉強会を受けることによってお店が良くなる、つまり「儲かる希望が持てる」ものでなければ誰も好き好んでわざわざ勉強会を受けようとは思いません。
ここの部分を勘違いして、ただ勉強会をやっていると必ず相手から勉強会に対して「No」が突き付けられます。
誰でもそうだと思うのですが、調子の良いときには「勉強が必要」とは言いますが、調子が悪くなれば「勉強なんてやってられない」「勉強会をやるぐらいなら、その分の時間で一人でも多くのお客をやった方がいいに決まっている」となってしまいます。
かく言う私も数年前まで上記のような事をよく言われたものです。
コロナ禍と呼ばれるようになり、勉強会を行っている美容室がどのような反応をしてくるのか、私の中ではかなり不安がありました。
ところが、いざふたを開けてみると勉強会に「No」を突き付けるところはありませんでした。
それどころか、コロナ禍で勉強会を始める美容室も増えたり、更には、他業種の方も参加されたりと、私にとっては意外な展開と今のところなっています。
昨年からのコロナですが、緊急事態宣言解除、ワクチン接種、というようにコロナ収束に向けての動きは確実にあるとは思うのですが、依然として世間の空気感は自粛同調圧力が支配的だと私には感じてしまいます。
確かに未知のウイルスは油断できないし、正しく恐れる姿勢は必要だと思います。
しかし、経済が止まれば、人命も失われます。
一人の営業マンとして出来ることと言えば、正しい情報をもとに感染対策を行いながら、普段通りの営業活動を行うこと、それが同時に経済を回すことにもつながるはず。
もっと言えば、美容室はあらゆるリスクに晒されながら営業を続けているのです。
美容メーカーとして“商品の供給だけ”をやっておけばいいと、私はドライになりきれない。
かと言って何かを出来るわけではないので、今まで通り、今まで以上の勉強会をやるしかないだろうと思っている私です。
森田健司「なぜ名経営者は石田梅岩に学ぶのか?」
人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。
【関連記事】
「自分がヤルベキ事に淡々と取り組むしかない」
「完全に“やられたな”と思ったこと」
「動きを止めてはいけない」
コメント