セルフブリーチ用のボンドブリーチが発売とのことで


2月27日のエントリー「ドン・キホーテの「セルフ酸熱トリートメント」薬剤について」では、美容室界隈ではそこそこ話題となっている酸熱トリートメントの薬剤がドン・キホーテで素人向けに売られていることについて取り上げてみました。まあ、美容室側の意見としてプロの仕事だから云々があるようですが、実際には一般市場に売られている現実を受け止めた上で次の一手を考えてはどうか、というのが私の見解です。

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美容室でしか出来ないコト(技術)とされているようなことであっても、現実問題として一般市場で薬剤が売られ素人がやれてしまっている。

そこで、素人と玄人の差の話をしたところで何の意味もありませんし、何の解決もないだろうと思うのです。


ということで、またもや美容室だけが扱えるはずの薬剤(?)が一般市場向けに販売されるようですね。






美容室専売品を謳うところもあれば、一般市場と美容室向けもあり、各美容メーカーの商品コンセプト、売り方、どのようなスタンスなのかは千差万別です。

そこをイチイチ外野がどうのこうの言うこと程、無意味なものはないと思うのですが、とは言え私も以前はイチイチ反応する、ある美容メーカーの営業マンでした。

今では、イチイチ言わなくもなりましたが、何故言わなくなったかと言うと、美容業界以外の世界、もっと言えば、世の中の流れというか時代性というか、広い視野で物事を見るように心掛けた結果、“どうでもいい問題”だと私の中で結論付けました


美容師資格の価値、具体的に言うと美容師が出来る技術自体に価値がコモディティ化しています。

敢えて書くと、資格である以上誰でもその気になれば取得できるし、取得したということは誰でも出来るし代替可能である。

資格の取得率が極めて低く、かつ、その資格に対する世の中のニーズも高ければ、資格自体にも価値はあると思います。

ですが、需要と供給が完全に逆転してしまっているのが美容室経営なのです。


「美容師にしか出来ない仕事(技術)」という裏付けは、資格以外に何もないのです。

繰り返しますが、その資格自体に価値がないのです。

この現実を受け止めた上で、美容メーカーがどのように判断するかだと思うのです。

まさかですが、その現実に気づていないメーカーなど存在しないとは思いますが・・・


ひょっとすると、それ以上に気づいていないのが美容室で働く美容師なのかもしれませんね。


そして、私が“どうでもいい問題”と言う理由に、“スマホ”があります。

スマホは、それを手にする人間が「情報に直接繋がる」ことを意味するもの。

以前も書きましたが、技術も既に情報のひとつなのです。

その情報を誰でも簡単に手にすることが出来る時代をどのように受け止め、商売に活かしていくかが求められていると思います。


コロナ禍で明らかになったように店舗ビジネスの命題は、「わざわざ行く価値」のある店舗になること

わざわざ行く価値をどこに見出すのかは、それぞれの店舗で異なるでしょうが、美容室であれば「技術の質」でないことは確かだと私は思うのですが、実際に美容室を営業で回っているとそうでもないようです


などど大層に書きましたが、セルフなんちゃらをわざわざ取り上げる私もどうかと思う今日この頃です。





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