何に”飽き”が生じているかを明確にしてみる
美容室専売品を謳っているうちの会社としては、いかに美容室にうちの商品に価値を見いだすというか、一言で言えば感動してもらうかだと思うのです。使い始め、そして段々と使い勝手が分かりだして、結果を実感できるところまでいくと(こちら側からすると)しめたものです。
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結果を実感できるのですから取引が止まることはありません。実感できているうちはですね。
どんなものでも使い出した最初の頃のような感動は薄れていくものです。
最初の頃の感動は薄れていくものかもしれませんが、使っていくことで別の感動はあり得ます。
なので、こちら側としては、美容室に使い続けてもらうために、何かしらの取り組みが必要になります。こちらが何もアクションを起こさなければ相手は離れていくからです。
一度使い始めたら永遠に使ってくれる、と都合よくはいきません。
最初こそあれだけ感動してくれていたものでも、いつしかその価値は下がり出し当たり前のものとなっていまう。
更に、他社商品との間にあった差は次第に縮んでいきます。
先日、うちの営業マンから相談を受けました。その内容が上記につらつらと書いたような内容です。
「お客さんがうちの商品の感動が薄れてきているようで・・・」
まあ、何ともザックリした相談内容です。相談というよりも丸投げに近い、というか丸投げですね。
とは言え、この問題について私なりに考えてみました。
考えてみた、というよりも割とアルアルの内容なので「(商品の)価値が下がったり」「感動が薄れる」については私なりの考えが元々からありましたから。
結局は、マンネリということで新鮮味に欠けるのだと思います。
マンネリ自体はとくに悪いものだとは私は思いません。ずっと使っていれば、ある日突然飽きはくるでしょうから。
なので、飽きがこないというかマンネリが起こらないようにするためにはどうすればいいだろうか?を考えるべきだと思います。
同じ事を毎日やらされれば誰だって飽きがきます。美容室でも営業マンでも強制的に仕事をやらされているわけではないので、自分の工夫次第で飽きがこないようにできるはず。
マンネリだとか新鮮味に欠けるとは工夫が足りないからです。
例えば美容室の場合だと、商品を導入すれば顧客にアプローチをかけていくでしょう。しかも、常連客から。
個人経営のお店であれば、そこまでの顧客数ではないので、数ヶ月もあれば全体的にアプローチは終わってしまいます。
アプローチをする中で、商品を買ってくれたり、技術をやってくれる方が徐々に出てくる。
するとクレームが起きたりそれを対処したり。クレームが起こり、対応すればするほど更に価値が高まってくる(場合によっては下がるけど・・・)。
でも、これも同じ顧客に対しての取り組みに過ぎないので、初めこそもたついたり慌てたりしますが、段々と慣れてきて、いつの間にかマンネリとなってしまう。
もうお分かりでしょうか?商品に対するマンネリもありますが、それを使っている人、つまり顧客が固定された中では新しいものなど生まれようがありません。
「慣れ親しんだ間柄」も確かにいいことですが、一方では刺激が足りません。
お店を支えてくれている常連客がいることは有難いことですが、いずれその常連客も古びていきます。
お店の新陳代謝を意図的に進めなければマンネリ打破とはならないでしょう。
いつも勧めているお客であっても違う角度からアプローチを試してみるのもひとつの手だとは思いますが、同時に「このお客は何を言っても同じだから」という思いもあったりもする。
一人一人の顧客を大切にすることはもちろんのこと。それでもその顧客もいずれいなくなる。だからこそ、お店の存在を絶えず知らせる努力が必要というわけで。
但し、上記の私の考えを相手に示すには条件があります。
それが私にとっては美容室に足を運ぶこと、つまりコミュニケーションを欠かさないこと。そして、やはり勉強会をやり続けること。
こちらのやるべき努力を怠って相手のせいにするのはおかしな話。
ということで、相談をしてきた営業マンには、私の考えを述べた後に、で「あなたは何を取り組んだの?」を改めて聞いてみました。
丸投げしくるくらいですから、何もやっていなことなど分かり切っていましたが・・・
営業、販売、接客で悩んでいるなら、日本で一番モノを売っていたであろう髙田明さんの「伝えることから始めよう」を読むことをお薦めします。
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