コロナ禍で半数の女性が「美容室に行く頻度が減った」らしい
至極当然のことですが、モノやサービスに対するニーズは常に変化します。その変化に対応するが如く売り方に対するニーズも変化していきます。先日、当ブログで取り上げた無人化ヘアサロンでは、提供されるモノ・サービスを“安い”というニーズではなく“体験”という形でニーズを満たし、更に、販売方法としてもサブスクリプションを導入していました。
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無人化ヘアサロンの出現は、コロナだからとはとくに思いません。ただあるとすれば、コロナが切っ掛けになったことはあるかもしれません。
そこで提供されているモノ・サービス自体は、とくに目新しいものはありません。コロナ以前から存在していたものばかりですから。
無人化ヘアサロンが目指しているのが、私には、ニーズの変化に対応しているだけのように思います。
サロンの形としては斬新な感じはしますが、あくまでも消費者のニーズを満たそうとしているのだろうと。
まあ、吉と出るか凶と出るかは分かりませんが、こんなものやってみなければ消費者に受けるかどうかなど分かりませんから。
結局は、モノやサービスを売る人間としては、世の中の変化には変化で対応するしかありません。現在もコロナ禍ですから、この状況に対応するしかありません。
『「美容室に行く頻度が減った」女性は半数』
コロナ禍で半数の女性が「美容室に行く頻度が減った」という調査結果が2021年3月24日発表された。「不要不急」には該当しないとされる理美容室だが、コロナの影響は少なからず影響は受けている。
アデランスが全国の20~60代の男女4888人を対象にインターネットで行った「コロナ禍における見た目への意識やヘアケア調査」。
「髪について変化はあったかどうか」という質問に対し、49.5%の女性が美容室に行く頻度が減ったと回答。(上のグラフ、N=2444)
コロナ禍で外出が減り外見を氣にしない女性が増えたようだ。その一方で、「増えた」女性は2.5%いた。時間に余裕ができて、近隣の美容室を利用する機会が増えたとみられる。
美容室以外にも髪への意識が変化し、以前よりもヘアケアやヘアセットに時間をかけない女性が増えた。
主なサマリー
・コロナ禍で約半数の女性の“見た目のケア”意識が変化!/意識が変わった女性の約7割が「手を抜くようになった」と回答
・女性の約半数が「美容室に行く頻度が減った」と回答/コロナ禍で“髪”への意識も変化
・全体の約4割の方がコロナ禍の一年で白髪の増加を実感!
・他人の顔で目がいく場所は“顔の上半分” 男女ともに目元と髪に注目
・2021年に力を入れたいヘアケア/男性1位は「頭皮マッサージ」!女性1位は「白髪のケア」
(後略)
以上引用。
ちなみに下記のリンクから、調査の詳細が確認できます。
『<コロナ禍における見た目への意識やヘアケア調査>コロナ禍で約4割の男女が“白髪の増加”を実感!』
約半数の女性が「美容室に行く頻度が減った」ということで。
コロナだから仕方のない部分はあるにせよ、これだけコロナが長期化している以上は仕方がないとも言ってられません。
来店サイクルの問題は、最終的には相手が決める問題ですから、来店しさえしてくれれば長期化したとしてもそれはそれで構わないと思います。
やはり避けたいのは、失客でしょう。コロナだから失客というのもどこか変な話です。
コロナ禍におけるお店の対応ひとつとっても表面上は同じような感じでも中身というか取り組みは美容室それぞれ。
これもとどのつまりニーズを掴むという話になるのだと思います。もっと言えば、お客の気持ちを察すると言えばいいでしょうか。
ですから、気持ちを察する云々にコロナ云々は実は関係ありません。
形だけのコロナ対策は誰でもできるでしょうが、中身を伴った対策となるとそうはいきません。
「変化には変化で対応する」といいますが、それはやはり形と中身が一致してこそ変化に対応できるのだと私は思います。
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