美容室にはキレイになりたいから来店する
3月26日確認された新型コロナウイルス感染者が2000人を超えたらしく、2000人を超えたのが11都府県を対象に緊急事態宣言が出されていた2月6日以来ということで。3月22日に緊急事態宣言が全面解除されましたが、早くもリバウンドが懸念される事態となっているそうで・・・
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北海道は、札幌市で3月27日から3週間、不要不急の外出自粛・往来自粛を再び要請することを決めました。
山形県では、感染状況が高止まりしていることを受け、山形市、寒河江市に4月11日を期限とする独自の緊急事態宣言を出しました。
そして、我が街長崎では、感染ステージは「1」となっておりますが、各地で感染拡大を”懸念”する流れは強まりそうです。
そんな中にあったとしても、会社もお店も存続させるために何とかやっていかなければなりません。
何とかやっていくために、ということで以下のような記事がありましたので紹介します。
この記事は、リクルートが、美容領域(美容室)におけるコロナ禍でのサロン経営のヒントを紹介しています。
『コロナで変化! 美容サロンのキーワードは「シン密」~新密・心密・深密~』
①施術の「自宅への切り替え」意向は極めて低い
②「白髪染め」の「自宅への切り替え」意向は1.4%!
③通っているサロンは変更した?
④継続のキーポイントは「施術者への信頼」
⑤コロナでの変化!サロン経営のキーワード、「シン密」とは?
⑥シン密サロン事例「口コミ返信、DM」
⑦シン密サロン事例「美容室×他業態コラボレーション」
⑧信頼獲得の多様化
以上が記事の概要となっています。
私が気になったのは⑤でした。
⑤コロナでの変化! サロン経営のキーワード、「シン密」とは?
今回、私たちが発信する美容業界の兆しキーワードは「お客さまとの新しい信頼の絆=シン密(シンミツ)~新密・心密・深密~」です。
コロナ禍での事例をひもとくと、お客さまのサロン選びの基準は、技術メインの信頼だけではなく、「技術以外の部分」に対する信頼へと大きく広がっていました。
様々な方法で、コロナ禍にお客さまとの間に「新しい信頼」を生み出し、「心の信頼」の絆を強め「深い信頼」へと進化させていく、そんな「信頼が密になる=シン密」サロンに注目しています。
以上引用。
新規客獲得を推奨するリクルートが、顧客との関係性、心の信頼などとよく言えたものだと。逆に感心しました。
美容室の流行が技術の安売りであることなどもはや疑いようのないことなどですが、しかもそれを後押しするようなホットペッパービューティーでのクーポン(安売りチケット)。
サロン選びの基準として、安さを助長するようなクーポンを出しておきながら、一方で「これからは技術以外の部分で、お客からの信頼獲得」こそが基準であるとよくも言えたものだと。
確かに、技術の安売りをやってしまったのは美容室側ですから仕方のない事です。
しかしながら、技術を基準としてサロンを選択しているお客が、この世の中にどれだけいるのかと疑問に思うところです。
お客からすると自分の希望のスタイルになりさえすればいいのですから、そこに技術力云々はお客側からすると関係ありません。
25万軒もある美容室に技術の差など誤差も誤差の範囲で、差があるとすれば、それは経営というか営業の差に他なりません。
『コロナでの変化!サロン経営のキーワード、「シン密」とは』などと言葉遊びは止めて頂きたいものですね。
「心の信頼、絆を深める」と書いていますが、よくもまあ軽々しくこんなことが書けるのもだと。平均来店サイクルが年間5回にも届かない状況で、そんなものが出来るとすれば奇跡でしょう。
お客が美容室に来店する目的は何か?を考えると自ずと答えは出てきます。
それは、シンプルに「キレイになりたいから来店する」のです。
結局は、ここを満たす努力を徹底してやっている美容室かどうかがコロナで露呈しただけに過ぎません。
コロナ禍云々に関係なく、美容室のあるべき姿と現場でのギャップから問題を発見し問題解決に取り組むしかありません。
技術でもなく営業戦略でもなく経営の在り方を見つめ直すことが遥かに大切だと思うのですが。
グレッグ・マキューン「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」
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