今まで以上に仕事ぶりが可視化されている!?
前日のエントリーの最後の部分『コロナ禍云々に関係なく、美容室のあるべき姿と現場でのギャップから問題を発見し問題解決に取り組むしかありません。技術でもなく営業戦略でもなく経営の在り方を見つめ直すことが遥かに大切だと思うのですが。』と書いたのですが、およそ私の周りの気の利いた美容室では既に取り組んでいます。
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元々から美容業界は人の出入りが激しいところではありました。依然として続くコロナ禍ですから、一層人の出入りを加速させているのかもしれません。
お店を辞める人もいれば、新たに入ってくる人もいるわけでございまして。辞めるのかそれとも(実質的には)辞めさせられのか。同じ辞めるにしてもここは似て非なるものです。
コロナを良くも悪くも利用して、人員整理に動くところもあれば人員補強(補充)に動くところもある。
結局は、そのお店をどのようにしていきたいのか、いくのか、という経営者の判断なのですが、従業員側もその意向を汲み取る人、汲み取れない人に分かれていく。汲み取ったとしても動ける人、動けない人もいる。
コロナ禍という言葉を聞くようになってから一年以上が過ぎており、その一年の間で、スタッフの「仕事ぶり」から経営者は何かしら感じるものがあって、そして決断しなければならないものが出てくる。
まあ、これは美容室に限らず私の会社も然りで、全ての会社で共通するものでしょう。
美容室に限らずですが、仕事ぶりとは、即ち数字でしかないわけですから、スタッフの数字が上がっているのか下がっているのか。
上げようとする姿勢があるのか、下がっているのに努力の姿勢も感じられないのか。
この姿勢といものは意外なところで感じられたりもします。
例えば、集客。
お店の集客を考えるのはもちろん経営者の仕事ですが、今ではSNSなるものがあって、お店のSNS以外にスタッフ一人一人が発信をすることで集客しているスタッフも珍しくありません。
スタッフでもSNSをやっている人もいればいない人もいる。
とは言え、SNSをやっている人であったとしても二通りあって、「ほぼ誰からも見られていないSNSでゴシップ記事の御意見番気どりや自分の趣味や生活のリア充をアピールするスタッフ」と、「SNSで有益な情報を発信してフォロワーを獲得していて、お店の宣伝もしてくれるスタッフ」がいたら、どちらの姿勢を経営者なら買うでしょうか?必要とするでしょうか?
ただ仕事をこなすスタッフとSNSで自分のフォロワーを獲得することで、お店の集客にも繋がるような仕事をするスタッフと、どちらを経営者なら選ぶかは、一目瞭然ではないでしょうか。
ただ間違って欲しくないのは、SNSは一つの判断材料ですから他にも仕事ぶりを判断できる材料はあります。SNSをやるやらない、やってもその内容とかは本質的な問題ではありません。
しかしながら、面白いのがSNSは可視化されているところで、判断材料ともなり得たりする。
私の知る限りでは、フォロワー数に関係なくSNSでお店のことや自分がつくったヘアスタイルなどを淡々と発信を積み上げているスタッフの数字(売上)はいい意味で変動があります。
経営者からすれば本来ヤルベキ集客という仕事を手伝ってくれるわけですから、そんなスタッフを手放したくはないはずです。更に言えば、そんなことを頼まれてもいないのにやってくれる人は、これからの時代では最も大切な「替えが効かない人材」に他ならないのではないかと思います。
仮に10人スタッフがいて、その大半がSNSで発信をしている場合、やっていない人が最終的にはお店を離れていくような感じかなと勝手に思っております。
SNSの一回の発信などは、とても小さなことです。そう些細なことに過ぎません。ですがその些細なことの積み重ねを出来る人とそうでない人がいて、出来る人は必要不可欠な人材となり出来ない人は替えが効く要員となっていくのでしょう。
美容の技術は資格を取りさえすれば誰にでも出来る仕事ですから、技術をいかに売るかという集客の部分の能力が求められていることは言うまでもありません。
堀江貴文「非常識に生きる」
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