会社の環境整備が先か世の中の環境の変化が先か
営業のみならずどんな仕事においても自分の仕事だけではなく周りに気を配る事は非常に大切だと思います。営業という仕事をやるにしても人それぞれ成果が異なります。伸ばせる営業もいれば伸ばせない営業もいる。「それを分けるものは?」と問われれば、「気づき」なのではないかと思います。
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仕事を進める上で気づけるところで気づける。逆に気づくべきところで気づけない。この気づきの差が仕事の成果の分かれ目だと思うのです。
とはいうものの、気づけない相手に対して「気づけ、気づけ」と連呼したところで、気づけないものは気づけないのも事実です。
うちの会社内でも他社員の「仕事ぶり」を観ていて思うのは、自分の仕事をこなすだけで精一杯というのではなく、自分の与えられた仕事さえやっていれば文句を言われる筋合いはない、という雰囲気というか態度というか、そのようなものが見え隠れします。
さて、世の中であらゆる仕事に対して、AIや自動化・機械化の話が持ち出されるときに、「人間にしか出来ない仕事とは何か?」というものがあります。
仕事において「人対人」である方が望ましい場面はどういうときなのかということでしょう。つまり、コミュニケーションが必要となる仕事に他なりません。
現在でも多くの仕事を人がやる必要がなくなってきています。その中には、私の仕事である”営業”も含まれているそうです。
厳密に言えば、営業の仕事といってもやる内容は幅広くどこまでを営業の仕事とするのかにもよるのですが、その中で営業マンがやる必要のない内容が増えてきています。
例えば、美容ディーラーの営業マンであれば、昨年のAmazon「プロフェッショナル・ビューティーストア」開設によって、営業マンとしてヤルベキ仕事の内容が変化した、変化せざるを得ないものと思われます。
従来、当たり前のようにやっていた業務内容として配達、集金などはもはや必要がない。しかも、コロナが一層加速させました。
本当の意味での営業活動、商品のクレーム処理、アフターフォローが出来なければ、営業マンとしての価値はほぼゼロに等しくなるのです。
最初の話に戻るのですが、「気づき」の差が仕事の成果の差であると言いました。
そして、気づけと言ったところで気づけない人は気づけないとも。
ならば、気づかなければいけないような状況(環境)をつくってあげるのが会社側の務めなのかもしれません。
会社が、成果を出せるような、成果を出さなくてならないような環境をいかにつくれるか。
恥ずかしながら、うちの会社ではその環境がまるっきり整備されておりません。気づく人間は気づくし、気づかない人間は気づかない。しかも、気づかなくてもその本人には何らお咎めも無い。
気づかない人間が悪いのか、それとも気づかせるような環境をつくれない会社が悪いのか。気づかないのもよくないですが、気づかせるように仕向けないのもよくない。
やってはダメだしやらせてもダメなのです。
会社が、個人の資質だとか能力だとかやる気などにいくら期待しても意味がないのです。
ならば、仕組みづくり、環境整備をやらなければならない。
現在のうちの会社の状況はそんなところです。
ただ皮肉に思うのが、会社が用意する環境以外に世の中の環境の変化(新たなテクノロジーの誕生、テクノロジーの進化、そしてコロナ)によって仕事で求められるものが変わってきているということ。
今ある仕事の殆どで求められる仕事の内容やスキルが変わっていくのです。
遅かれ早かれ会社が環境をつくらなくても世の中の環境の変化に会社が対応できないのが先なのか、それとも社員一人一人が対応できないのが先なのかということなのでしょう。
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