営業マンが常に問われていること
Amazon「プロフェッショナル・ビューティーストア」開設に伴って、とくに美容ディーラーの営業マンの存在意義が問われる、というような事を当ブログで何度となく書いてきました。ただ、間違ってならないのは、Amazonがどうのこうのの以前より、その存在意義が問われなかった時期は一度もなかったということです。
人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。
厳密に言えば、私は美容メーカーの営業マンなのですが、現場ではほぼ美容ディーラーの営業マンのような仕事をやっています。なので、私にしても存在意義は常に問われていたということ。
至極当たり前ですが、美容ディーラーにしても、うちの会社のように美容室専売品を謳っている美容メーカーは、美容室の存在なしに成り立つことはありません。
美容室にしても材料を使う以上は、美容ディーラー、メーカーの存在なくして成り立ちません。
どのような商売にしてもお客の存在なくして成り立ちませんが、それと同じように取引先の存在なくしても成り立ちません。
ですから、信頼のおける取引先と付き合うことは命題だと思います。
美容室と美容ディーラー、メーカーの双方が取引先同士となるので、どのような付き合い方をしていくべきかを考えることは非常に重要なことだと思うのです。
固定化した付き合い方ではなく、Amazon「プロフェッショナル・ビューティーストア」のような外的要因の変化、そして社会環境の変化、つまり今回のコロナ禍のように、ありとあらゆる事が起こり得る世の中ですから、予測することは不可能に近いとすれば、その時々で対応をする(付き合い方を変える・見直す)しかないのだろうと思います。
先程、「信頼のある取引先」と書きましたが、そもそも信頼とはどういう状態を指しているのでしょうか。
初めから信頼のある状態などあり得ませんし、ましてや、初対面の相手に「信頼してください」と言って、「はい。わかりました」などはあり得ません。
私が考えるのは、まずは自分自身が「信頼されるような状態かどうか」だと思うのです。もっと言えば、信頼に値するような努力をしているのか、とでもいうべきでしょうか。
量販店でモノやサービスを買うのとは違って、美容ディーラー、メーカーと美容室が取引するのは、刹那的な付き合いではなく、持続的(継続的)な付き合いが求められる。今風に言えば、サステナブルでしょうか。
美容ディーラー、メーカーが美容室と付き合うということは、窓口である営業マンの存在なくして始まりません。営業マンが、信頼に値するような努力をしているにかが常に問われていることを私は自戒を込めてあえて言いたい。
信頼に値するような努力とは何かと問われれば、「美容室個々の状態を絶えず把握・管理する」ことだと思うのです。
書いてしまうと非常に当たり前のことで簡単なことなのですが、私の経験上、かなり面倒くさいことこの上ありません。
「美容室個々の状態を絶えず把握・管理する」ことの先には、その美容室がいかに繁盛するかなのです。そして、美容メーカーならば、自社商品によって美容室を繁盛店へと導けるように取り組む。
結果として、美容メーカーも美容室もコロナ禍であっても存続できるというものです。
ニック・メータ「カスタマーサクセス―サブスクリプション時代に求められる「顧客の成功」10の原則」
ジョセフ・シュガーマン「シュガーマンのマーケティング30の法則」お客がモノを買ってしまう心理的トリガーとは
人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。
【関連記事】
「仕事を増やすが善であり仕事を減らすが悪に陥っていた私」
「自分の仕事の価値を自分に問いかける」
「今まで以上に仕事ぶりが可視化されている!?」
コメント