新しさばかり追求すバカ
本日のタイトルは「バカとつき合うな」からの抜粋です。
ホリエモンと西野亮廣さんの共著ですね。
「新しさばかり追求するバカ」ってのが最近のお気に入りです。
さて改めて、この「新しさばかり追求するバカ」とは何か?
・プロがアマチュアより優れているとは限らない
・人の心をつかむのはプロの変化球ではなく、アマチュアのド直球
・王道を行け「新しさ」の誘惑に負けず、ひたすら王道を
それが真のプロフェッショナリズムだ
て、ことなんですが。
急に固い話になりますが、日本の国内総生産、即ちGDPってやつですが、
ここ1997年以降、ほぼ横ばいだそうです。経済成長していないというわけです。
国内全体の売上が上がっていないということは、
売上が上がっているところは、どこからか奪っている。
売上が下がっているということは、どこかへ奪われている。
ってことでしょう!?
美容室を営業で回る、美容メーカ―の営業マンである私ですが、
美容室での話題は、”売上”なわけです。
美容室に商品を卸しているわけですから、美容室の売り上げが、
商品の売れ行きにもつながるわけですね。
なので、美容室が伸びなければ、自分の所も伸びないのです。
そこで大事なことなんですが、ほんとごくごく当たり前のことなのですが、
私の扱う商品というのは、美容師さんのニーズに応えたものではありません。
あくまでも、美容室に客として来店するであろう、お客(消費者)のニーズに合わせた商品です。
これって当たり前のことなんですが、実際は美容師さん向けの商品が多いのが実情なんです。
つまり、パーマ液なんかそうです。もちろん、私もパーマ液を扱いますが、
今、パーマなんてニーズが全くと言っていいほど、ありません。
ところが美容師さんたち、特に40代半ば以上は、自分たちがパーマの技術が好きなもんだから、
パーマ液とか欲しがります。「パーマのニーズがないよ」って言ってもわかりません。
勿論、全くないわけではない。
統計上、平均でパーマ比率なんて、16%ぐらいだそうです。
大昔は、50%前後でした。もう、時代が違うのです。
その時代時代で、ニーズをとらえてやっていくしかないのです。
これが、「新しさばかり追求するバカ」ってところとかみ合うのです。
そうなんです、お客が何を求めているかよりも、自分がやりたいことが優先してしまっている。
残酷なことですが、キャリア10年以上の美容師さんであれば、どこか飽きている部分は、
多少はあると思います。そこで、そこを何とかしなければと思い、変化球をもってくるわけです。
そこが、全く持ってお客さんからは、支持されなわけです。
キャリアよりも、最近オープンしたところは、まだ新鮮で情熱もある、
そして、お客にどこまでも応えていこうとする。
技術がたとえ未熟であったとしてもお客の希望通りになっていれば、それでいいのです。
その若い、言えばキャリアのある人からみれば、アマチュアでしょう。
そのアマチュアのド直球にしてやられている。つまり、売上をもっていかれているんです。
キャリアが出てくると、お客に「最近は、こんな感じが流行りなんですよねぇ~」とかいって、
勝手にやっちゃう。お客からしてみれば、「ああぁ~いつも通りでいいのに・・・」てな感じです。
余計な提案なんか要らないのに、入れてくるんですよね。
この根底には、技術イコール経営って思っているんですよ。
技術が上手ければ経営がうまくいくって本気の本気で思い込んでいるです。
だから、低料金のお店で働いている美容師さんを認めない。
下手でいいというのではなく、お客の希望とか悩みにそっていけるか否かなんです。
以上のような内容を美容室の店内勉強会でやっています。
勉強会で活かせる内容が沢山ある本でしたので、是非皆さんもどうぞ。
![]() |

コメント