美容室に感染対策の見える化が要望されているようで
私たちが、新型コロナウイルス感染症を防ぐために日々どんなことに気をつけて行動すべきかといえば、集団感染を招きやすい密閉、密集、密接の3つの「密」を避けるという3密対策。そして、厚生労働省のホームページで『新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11の知識』の中で、感染リスクが高まる「5つの場面」というものがあります。
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「5つの場面」とは
場面① 飲食を伴う懇親会等
場面② 大人数や長時間におよぶ飲食
場面③ マスクなしでの会話
場面④ 狭い空間での共同生活
場面⑤ 居場所の切り替わり
以上、5つの場面で感染が起きやすく注意が必要とのこと。
つまり、何が言いたいのかといえば、
「人が集まるということ」
「声を出したり歌ったり飛沫を飛ばすような環境にあるということ」
「喚起が悪い」
「人が集まれば人と人との距離が狭くなる」
以上のような条件下であれば感染しやすい、となります。
そして、その条件下のやり玉に挙げられているのが、飲食店だと思うのです。しかしながら、5つの場面やら三密を考えると、屋内環境であればどこでも当てはまるのでは?と思う次第です。
当然ながら、ここには美容室も世間的には含まれると思います。度々、当ブログでは書いておりますが、美容室というのは、そもそもが衛生管理が行き届いており保健所の許可なくして開業出来ません。美容室を営業していく上で何よりも大事になるのが衛生管理ですから。
血液を媒体として感染するウイルスへの二次感染を防ぐため、理容師法・美容師法により、皮膚に接する器具はお客一人毎に消毒することが義務付けられています。
なので、この辺が意外なほどに知られていないのだろうと思います。ということで以下の記事をどうぞ。
『美容室の感染対策の見える化を要望』
「どのようなコロナ対策をしているかを店内に張り紙したり、ホームページに細かく記載してほしい」。
美容室の新型コロナ感染対策について、自由回答してもらったところ、店の感染対策を見える化してほしい、という意見が多かった。
全美連の「コロナ禍における美容室利用実態調査」より。
主な意見は下記の通り。
マスク・手袋・タオル
・髪を染める時用のマスクを用意してほしい。
・口や鼻に直接つけられるマスクを利用したい。
・美容師が使い捨て手袋をして、お客が変わるたびに新しい手袋にかえる。
・シャンプーのときに顔に載せるタオル類は、使い捨てのペーパータオルにしてほしい。
会話
・他の客が大声で話さないように注意してほしい。
・コロナ禍でも雑談好きなスタッフはマスクをしていれば大丈夫と思ってガン力ン話しかけてくる人がいるのでやめてほしい。
雑誌や飲み物の提供
・雑誌はやめて、タブレツトの電子書籍にして、画面を消毒してくれたらいいと思う。
・お茶などは出さなくてよいです。出すとしたら紙コップでか、ペットボトルなどにしてほしい。
見える化
・どのようなコロナ対策をしているかを店内に張り紙したり、ホームページに細かく記載してほしい。
・使用している器材が消毒されていることを目で見てわかるようにしてほしい。
・座る直前に席を自の前で拭いてほしい。カットのハサミやクシも目の前で消毒して使ってくれると安心できる。(後略)
以上引用。
世の中の多くの人間が、高校程度の生物学をどれだけ理解しているのかは分かりませんが、紹介記事を読むにつけリテラシーの低い一部のお客に合わせることは、美容室も大変だろうなと同情せずにはいられません。
コロナに関して、あまりにも集団ヒステリーすぎてウンザリしてしまうのが私の率直な感想です。
コロナ対策で「正しく恐れることが大切である」というような事を聞きますが、そもそも正しくも何もある程度の知識があってこそ恐れることが出来るわけで。
免疫も疫学も区別のつかないような感じでは、正しく恐れるどころの騒ぎではないでしょう。
かといって、今更全国民に生物学の理解を施すなど不可能ですし、ましてや私が思うのは、冒頭の厚生労働省のホームページにあるような新型コロナウイルスに関する知識をどれだけの人間が読んでいるのだろうかと思います。
殆どの方々が、文字を読むことよりもワイドショー(テレビ)や噂話の類で済ませているのが関の山のような気がしています。
となると一人一人が身を守るようにしなければならなくなるわけで。
まあ、この話にはオチはないのですが・・・
今回紹介した記事を読むと、現在の集団ヒステリー状態の日本をなんとも表わしているようで、なんともやるせない気分になるのは私だけなのでしょうか?
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